菅義偉総理は17日、スコット・モリソン・オーストラリア連邦首相と首脳会談を行い、両国の「特別な戦略的パートナーシップ」を深める。


 加藤勝信官房長官が12日記者会見で発表した。

モリソン豪首相は17日から2日間の日程で訪日。加藤官房長官は「日本とオーストラリアは基本的価値と戦略的利益を共有する『特別な戦略的パートナー』であり、幅広い分野にわたり協力を深めてきている。今般のモリソン首相の訪日を通じ、特別な戦略的パートナーシップが一段と深まることを期待している」と語った。


 両国首脳は9月20日に電話会談しており、その際、「相互補完的である両国間の経済関係を更に発展させていくこと、コロナの収束も見据え『自由で開かれたインド太平洋』の実現、さらに国際社会全体の安定と繁栄のために協力を深めていくこと、地域の同志国との連携が重要であることを確認している」(外務省)。また、電話会談の際、菅総理から北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けて引き続きの協力を求めた。(編集担当:森高龍二)