新型コロナウイルスの感染拡大を受け、アパレル各社では今年度入社する新入社員に対して、入社式の取り止めや研修体制を変更するなど様々な対応を行っている。
【こちらもチェック】ユニクロやストライプなど入社式を中止・延期する企業続々、各社新型肺炎への対応迫られるオンワードホールディングスでは今年度、グループ全体で239人が入社。
三陽商会では全国で57人の新入社員が4月1日に入社。例年実施していた各支店の新入社員を本社に集めた合同入社式は取り止め、各支店ごとの簡易的な式に変更した。4月1日の初日から研修を予定していたが、入社式のみに切り替え、研修は翌日以降に延期。
ワールドではグループ全体で460人が入社したが、グループ合同での入社式は中止とした。安全に配慮した上で簡易的な式を開催するかどうかはグループ各社の判断に任せ、研修については最低人数での実施を予定している。
約350人が入社したファーストリテイリングでは、3月2日に予定していた入社式を延期。研修についてはオンラインで実施済みで、現在新入社員はいずれも国内店舗で勤務しているという。
なお、アパレル各社では新型コロナウイルスの影響により、アダストリアや(ADASTRIA)、トウキョウベース(TOKYO BASE)なども入社式の中止および延期を決定している。
【あわせて読みたい】新型コロナウイルスで卒業式が相次ぎ中止、袴レンタル各社がキャンセル対応を実施- 【関連記事】ストライプ立花新社長、石川氏のハラスメント疑惑に「査問会の結論を尊重」新体制で防止策を計画 (2020/04/01)
- 【関連記事】新型コロナ感染拡大で休業中の独アディダス、政府のテナント料支援策を利用?メディアが非難 (2020/03/31)
- 【関連記事】英国ファッション評議会が新型コロナ危機のための基金を設立、デザイナーズブランドやクリエイターを支援 (2020/03/29)
- 【関連記事】「ルミネ」出店テナントの最低保証賃料を半額に、新型コロナ感染拡大受け (2020/04/03)
- 【関連記事】「オンデーズ」が臨時採用選考を実施、新型コロナウイルスの影響で内定取消しを受けた学生が対象 (2020/03/17)