(台北 18日 中央社)嘉義市政府は17日、同市で60年以上にわたり行われている宗教行事「城隍夜巡」を日本の旅行業者に紹介するイベントを東京都内で行った。黄敏恵市長は日本からの観光誘客のため同市の観光業者を率いて訪日。
イベントはその一環として開かれた。城隍夜巡で行われるパフォーマンスを披露するなどし、嘉義の祭りの魅力をアピールした。

訪問団は16~18日の日程で訪日。市観光新聞処によれば、今回の訪日は城隍夜巡を主要な観光素材として売り出し、「祭り観光」をPRするのがねらい。日本の旅行会社と交流し、誘客促進を図る。訪問団は17日には旅行大手、日本旅行(東京都)の堀坂明弘社長を訪問し、嘉義市をツアーに組み込んでもらえるよう働きかけた。


城隍夜巡とは、あの世から霊魂が戻ってくるとされる旧暦7月の「鬼月」が終わった翌日、霊魂がこの世に取り残されないよう見回りをする伝統行事。色鮮やかな化粧や衣装をまとった陣頭(祭り囃子)と共に、都市の守護神「城隍神」を乗せたみこしが街を練り歩く。毎年旧暦8月1日、国定古跡に登録されている嘉邑城隍廟によって開催されている。

(編集:名切千絵)