訪問団は16~18日の日程で訪日。市観光新聞処によれば、今回の訪日は城隍夜巡を主要な観光素材として売り出し、「祭り観光」をPRするのがねらい。日本の旅行会社と交流し、誘客促進を図る。訪問団は17日には旅行大手、日本旅行(東京都)の堀坂明弘社長を訪問し、嘉義市をツアーに組み込んでもらえるよう働きかけた。
城隍夜巡とは、あの世から霊魂が戻ってくるとされる旧暦7月の「鬼月」が終わった翌日、霊魂がこの世に取り残されないよう見回りをする伝統行事。色鮮やかな化粧や衣装をまとった陣頭(祭り囃子)と共に、都市の守護神「城隍神」を乗せたみこしが街を練り歩く。毎年旧暦8月1日、国定古跡に登録されている嘉邑城隍廟によって開催されている。
(編集:名切千絵)