(台中中央社)台湾国際教育旅行連盟の総会長で、中部・台中市の新民高校の校長、薛光豊さんは24日、市内で記者会見を開き、2019年秋の外国人叙勲の旭日双光章の受章者として日本を訪れ、赤羽一嘉国交相から勲記と勲章の伝達を受けたと報告した。皇居で天皇陛下とも面会したという。
薛さんは教育旅行を通じた台湾と日本の青少年の交流促進に取り組んでおり、今年4月にも「観光関係功労者大臣表彰」を国交省から受けていた。

台湾国際教育旅行連盟は教育部(教育省)が、児童生徒の国際的な教育旅行の推進を目指し2002年に設立。薛さんは2009年から総会長を務めている。

薛さんは、教育旅行に参加する日台の高校生は年間およそ3000人から同4万人超に増えたと紹介。日本で訪れる場所は都市部から離れた地域を選ぶようにしており、現地の学校での交流以外に、ホームステイを通じて日本の生活や飲食文化を生徒たちに体験させているという。

日本以外にも韓国や東南アジア諸国への教育旅行も実施されており、薛さんは今後も国際教育旅行の推進を続けていく姿勢を示した。


(趙麗妍/編集:楊千慧)