国賓は「アンバサダーホテル」ブランドのホテルを台北、新竹、高雄の3カ所で展開。同社によれば、新型コロナの打撃に対応するため、新竹と高雄の店舗は国内市場にかじを切ったものの、宿泊客の7割を日本人ビジネス客が占めていた台北の店舗はコロナの影響が最も大きかった上に、ハード面の制限によってファミリー層など国内客の集客に向けて転換を図ることが比較的難しかったという。
建て替え申請について、国賓は中央社の取材に対し、先日の董事会(取締役会)で議決されたと説明。本館の裏手にある旧女性従業員寮とパン焼き場はすでに建て替え申請を提出しており、将来的には複合ビルになる予定だとしている。
外国人観光客が多く訪れる台北市中山区に位置する台北アンバサダーホテルは1964年に開業。
(江明晏/編集:名切千絵)