風力発電システムの機器で訓練、保守点検員を養成
株式会社日立製作所(以下「日立」)は茨城県日立市の同社埠頭工場内に、「日立風力保守トレーニングセンター」を開設したと発表した。このセンターでは、風力発電システムの安定的な運営を維持するための点検、部品交換の技術などの訓練を主に、保守点検員の養成講座を開く。


同社はこれまでも風力発電システムを納入する際、稼働中のシステムを用いて訓練と講義を継続的に行ってきたが、稼働中のシステムは定期検査時期にしか訓練に使えないという難点があり、効果的な教育場所が必要となっていた。

国内の風力発電システムはまだまだ増える見込み
一般社団法人日本風力発電協会の調査によると、国内の風力発電は2030年に再エネの割合22~24%という経済産業省の目標に向かってこれからも増加、2017年には風力発電の安全点検が義務化される。2020年までに保守点検員が2000人必要になるとされている。

日立の講座は初動のAコース、半年点検のBコース、1年点検のCコースと全部で3種類。それぞれ講義、機械を使ったトレーニングなどが組み合わされている。

(画像はプレスリリースより)

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