■「三浦さんの声は発せられた瞬間に、どんな天気をも晴れにしてしまうような圧倒的で不思議な力を持っていました」(RADWIMPS野田洋次郎

■映画『天気の子』予報(予告篇)

7月19日より全国公開される新海誠監督の新作『天気の子』の音楽を、『君の名は。』に続きRADWIMPSが担当。
新海監督とRADWIMPSの再タッグに話題騒然となっているなか、その音楽にあらたな試みとして、気鋭の女性ボーカルが起用されていることが明らかになった。
今回、再びタッグを組むにあたり、「お互い初めましての気持ちでやりましょう」「前回とは違うことをやりましょう」と話していたというRADWIMPSと新海監督。その言葉どおり、だれもが予想していなかった「RADWIMPS×女性ボーカル」という新機軸に辿り着いた。

「僕ではない誰か女性の声で歌が入ってほしい」というRADWIMPSの野田洋次郎の発案のもと、1年ほどにも及ぶ期間をかけて、この映画の世界観を表現できる女性ボーカルを選定するオーディションが行われた。

そして多数の候補者の中から、新海監督とRADWIMPSの心を掴んだのは、若手実力派として高い評価を得ている女優の三浦透子(みうら とうこ)。松井大悟監督の『私たちのハァハァ』(2015年)で主演を務めるなど、映画やドラマではその表現力の高さが早い段階で注目されていたが、その唯一無二の歌声も耳目を集めることになるだろう。


「どんな天気をも晴れにしてしまうような圧倒的で不思議な力を持つ」と、野田洋次郎が称した圧倒的な存在感を放つその声、そして豊かな表現力で歌い上げる三浦透子の歌は、あらたな感動を届けてくれる。

そして、映画公開日に『天気の子』のサウンドトラックでもあるRADWIMPSの最新作『天気の子』がリリースされることも決定。すでに公開されている映画『天気の子』予報(予告篇)映像で使用されている「愛にできることはまだあるかい」を含む、主題歌となるボーカル楽曲5曲と、27曲の劇伴が収録される。

新海誠監督の新作『天気の子』は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語。東京にやってきた家出少年・帆高が出会った、不思議な力を持つ少女・陽菜。ふたりの恋の物語は、美しく、切なく、あらたな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれる。


新海監督とRADWIMPSは、前作『君の名は。』と同様に脚本段階から密にミーティングが重ねられ、前作以上に緻密で妥協のない作業が、今もなお繰り返されている。映画の大切なシーンでRADWIMPSが書き下ろした主題歌5曲と劇中音楽が使用され、帆高と陽菜の心情を表現するかのように、RADWIMPSのメロディ、野田洋次郎と三浦透子の歌声が、美しく繊細に描かれた新海ワールドに彩りを添える。

(C)KAYOKO ASAI(※三浦透子アーティスト写真)

■野田洋次郎(RADWIMPS)コメント
今回『天気の子』の音楽に携わらせていただくことが決まったとき、いくつか僕からも提案をさせていただきました。その最初が「僕ではない誰か女性の声で歌が入ってほしい」というものでした。理由は前作とは異なる世界観にしたかったということと、女性ならではの、より大きな存在感でこの作品を包み込んでほしいと思ったからでした。
そして1年ほどに及ぶオーディションをさせていただくことになりました。
三浦さんの声は発せられた瞬間に、どんな天気をも晴れにしてしまうような圧倒的で不思議な力を持っていました。まだ何にも染まっていない、荒削りながらもまっすぐなあの歌声で今回『天気の子』の楽曲を歌ってもらえたことは、この映画にとって幸福なことだったと思います。
この作品以降も彼女がどんな歌を歌っていくのか、とても楽しみです。

■新海誠監督 コメント
役者の歌声というよりも、世界そのものの響きのような声。個人の感情をすこしだけ越えたような何かを、まっすぐに運んできてくれる声。
三浦透子さんの声には、そんな印象を持ちました。
「透子さんの歌声が輝く瞬間を、この映画が輝く瞬間になるようにしよう」
RADWIMPSとそう話しながら映画を組み立てていきました。皆さんに、映画館でその瞬間を確かめていただけたらうれしいです。

■三浦透子 コメント
初めて『天気の子』のチームの皆さんにお会いしたとき、この作品にかけられた時間の重み、そしてなにより皆さんの作品への愛を強く感じました。その思いを、私の声に託してくださったこと、心よりうれしく思います。2ヵ月ほどかけて、野田さんのディレクションのもと、ゆっくりていねいにレコーディングをしていただきました。
出来上がった曲が送られてきて、それを聴いて、私が歌って、また送られてきて、送り返して、となんだか手紙のやりとりをしているようで、とても楽しかったです。映画の中のふたりをそっと見守り、そしてときにぐっと背中を押してあげるような、そんな優しい歌です。映画とともにこの楽曲が皆様に届けられる日を、楽しみにしています。



リリース情報
2019.07.19 ON SALE
ALBUM『天気の子』

映画情報
『天気の子』
公開日:7月19日(金) 全国東宝系公開
原作・脚本・監督:新海誠
音楽:RADWIMPS
声の出演:醍醐虎汰朗 森七菜
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:田村篤
美術監督:滝口比呂志
製作:「天気の子」製作委員会
制作プロデュース:STORY inc.
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
配給:東宝
(C)019「天気の子」製作委員会

『天気の子』作品サイト
https://www.tenkinoko.com/

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