人気格闘ゲーム『鉄拳』シリーズの20周年を記念して、佐野ひなこ(20)が応援マネジャーに就任した。10日に行われた新作発表イベントには、佐野が新キャラのラッキー・クロエに扮して登場。

「ゲームのCGよりスゴいカラダをしている」と注目を浴びている。

 ゲームに登場するラッキー・クロエは、長い足が特徴的な金髪の巨乳美女。大きく開いた胸元と丈の短いスカートをはき、かなりセクシーな装いだ。それでいて、頭にはピンク色の猫耳をつけており、色っぽい中にも可愛らしい演出が施されている。茶髪で小柄な佐野とは多少印象が異なるものの、そんなクロエのコスプレを披露した彼女には、『鉄拳』プロジェクトの代表を務める原田勝弘氏も、「可愛くてビックリしました」と絶賛。「ゲームのモデルももっとよくしないといけませんね」と舌を巻くほどの仕上がりを見せた。


「すでにネット上には、佐野さんのクロエ画像が出回っており、ユーザーたちがコメントを寄せています。中には、『キャラとぜんぜん違う』といった声もありますが、やはり抜群のスタイルを賞賛する声が圧倒的ですね。『CGよりスゴい』『ゲームキャラを超える佐野ひなこ』といったコメントが寄せられています。佐野さんの51cmのウェストとFカップのバストをゲーム内で表現すると、むしろ現実離れした印象になってしまうのかもしれませんね(笑)。ただ、あまりにも素晴らしいプロポーションの持ち主だけに、今後の芸能活動では、それがネックになる可能性もあります。女業がうまくいかなければ、『やっぱりクビレだけだったか...』と言われ、バラエティで結果を残せなければ、『体はスゴいけどね』と嫌味も飛んでくるでしょう。
実力がなければ成功しないのは皆同じですが、恵まれた肉体を持つ佐野さんには期待も大きく、視聴者の目も厳しくなるといえます」(芸能ライター)

 今夏、佐野はドラマ『水球ヤンキース』(フジテレビ系)に出演。ドラマの中で競泳水着姿を披露してネット上でも話題となったが、彼女の演技に触れたコメントは少なかった。また、現在放送中のドラマ『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)にも出演しているが、ここでも注目されているのは、可愛らしい制服姿ばかり。彼女の演技についての意見があったとしても否定的な声が目立つ。

「2013年にグラビアデビューした佐野さんに、演技の質を求めるのは酷かもしれません。とはいえ、これだけブレイクした佐野さんを事務所としては何としても育てたいところ。
女優業に挑戦させていることから、目指すところは同じホリプロに所属する綾瀬はるか(29)あたりではないでしょうか。綾瀬さんもデビュー当時はグラビア活動がメインでしたが、その後、TBS系のドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)のヒロインに抜擢されてブレイクしています。デビューから3年あまりで女優として開花しましたから、事務所的には佐野さんにもこれに倣ってほしいのでは」(芸能関係者)

 芸能界におけるグラドルから女優へという流れは、すでに一般的なものになっている。しかし、どれだけグラビアで人気を集めようが、誰もが女優になれるわけではない。本人の努力次第ともいえるが、やはり資質というものが重要になってくる。

「佐野のホリプロの先輩には優香(34)がいます。
優香には女優としての評価もありますが、デビュー当時の2000年ころには、バラエティでレギュラーを10本以上持つ超売れっ子だったため、やはりタレントという印象が強い。現在、本人は女優業に力を入れていきたいと話していますが、これまでに映画の主演を何本も務めながら、代表作のない彼女が、女優活動を本格化させるのは難しいかもしれません。それに比べて、バラエティでは10年以上も続く『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』(テレビ朝日系)のメインMCを務めており、安定した実力を示しています。佐野のバラエティ力が、どれほどのものかは未知数ですが、今のところ女優としての評価が芳しくないところを見ると、優香路線が合っている気がします」(バラエティ関係者)

 事務所的には佐野に対して、女優でダメならバラエティタレントという道を用意しているのかもしれない。しかし、いずれの道に進むにしろ、簡単に成功できるほど芸能界は甘くない。抜群のスタイルを持つ佐野が、これからの芸能生活をどう歩むのか。
男性視聴者とすれば、女優にしろタレントにしろ、露出の多い活躍を期待したいところだが...。
(文=峯尾)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)