もっと読む
-
奈良の神社話その二 怨霊の元祖!? 藤原広嗣公──奈良市・鏡神社
菅原道真に崇徳上皇。権力者たちを震え上がらせたこれら大怨霊の元祖ともいえるのが、鏡神社に鎮座する藤原広嗣だ。時は天平時代、藤原不比等の三男・宇合(うまかい)の子として藤原式家に生を受けた広嗣。ところが...
-
奈良の神社話その十四 奈良時代最大の法力比べ!──奈良市・辛国(からくに)神社
東大寺境内の神社についてもう一つ。大仏殿を見下ろすようにして東側の丘に鎮座する辛国神社(辛国社)には、その昔繰り広げられたという壮絶な“術比べ”が伝わっている。『宇治拾遺物語』につづられる陰陽師・安倍...
-
奈良の神社話その十八 大蛇に捧げ続けられる「人身御供」──奈良市・倭文(しずり)神社
機織の神・武羽槌雄(たけはつちおおの)命を祭神とする倭文神社境内の「蛇塚」は、奇習の舞台として古くから知れ渡っていた。蛇塚の由来はこうだ。毎年、男児のある家に白羽の箭(や)が立った。その家に男児が何人...