お笑いコンビ雨上がり決死隊」の冠バラエティ番組『日曜もアメトーーク!』が今年9月いっぱいで終了すると一部スポーツ紙で報道されている。

 『日曜もアメトーーク!』は毎週木曜深夜に放送されている『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』のゴールデンタイム版で、2016年10月から放送をスタート。
深夜版では「岡山芸人」や「競馬芸人」などマニアックな企画を放送し、日曜版は「読書芸人」や「仮面ライダー芸人」などのファミリー向けの企画を放送し、差別化を図っていたが今年の秋からは再び一本化される見通しだ。

 今回の日曜版の放送終了について、一部では「ネタ不足」や「司会の雨上がり決死隊の負担増」などが主な原因だとささやかれているが、当の雨上がり決死隊の2人や吉本興業側は、打ち切りに反対する姿勢を見せていたという。

 「アメトーク名物の『○○芸人』はこれから売り出していく芸人を視聴者にアピールするには絶好の場所。この番組をきっかけにブレイクした芸人は数多くいました。吉本所属の雨上がりがMCを務めている以上、吉本所属の芸人はブッキングが優遇されている。吉本側としてもゴールデンタイムの日曜版は手放したくないようです」(某芸能記者)

 また、雨上がり側も「日曜版」を手放すのは「かなりの痛手」だという。
前出の芸能記者はこう分析する。

 「雨上がりは2017年の宮迫さんの見苦しい不倫騒動以降、ジェットコースターのように勢いが落ちている。今の好感度で、全国ネットの新規番組を獲得していくのは難しいとされています。現に今、雨上がり決死隊の2人が全国ネットで担当している番組はアメトーク以外だと『炎の体育会TV』(TBS系)、『世界の何だコレ!?ミステリー』(フジテレビ系)と、雨上がりさんが司会でなくても成立する番組ばかり。『アメトーーク!』は彼らにとって最後の牙城であるはずです」(某芸能記者)

 一方、関西ローカルでの“雨上がり需要”は年々高くなっているようで、関西テレビ、朝日放送テレビといった大阪ローカルで2人は長年、冠番組を持ち続けている。

 近い将来、雨上がり決死隊の2人が活動拠点を古巣・関西に戻す…そんな日も近いかもしれない。