レアル・マドリードは今夏のウェールズ代表FWギャレス・ベイル売却を望んでいるようだ。17日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 ベイルは昨年夏にレアル・マドリードからの退団が確実視され、中国の江蘇蘇寧への移籍が濃厚となっていた。しかし、最終的に交渉は決裂し、残留した。

 ジネディーヌ・ジダン監督は今シーズン、ベイルに出場機会を与え、かつてのパフォーマンスに戻ることを期待していた。しかし、ここまで公式戦18試合に出場し、3ゴール2アシストを記録するにとどまり、ジダン監督の信頼に応えることができていない。

 ベイルの契約は2022年6月30日までとなっているが、レアル・マドリードはパフォーマンスが改善されず、継続してスタメンで起用されていないベイルに1700万ユーロ(約20億円)の年俸を支払うことに不満を持っているという。さらに、イギリスがEU(ヨーロッパ連合)から離脱したことで来年1月にベイルはEU圏外選手になることもあり、今夏の退団を画策しているようだ。


 なお、ベイルの要求する給料を支払うヨーロッパのクラブがないことから、レアル・マドリードはフリーでの退団も喜んで受け入れる方針のようだが、果たして来シーズンはどこでプレーしているのだろうか。