21日に現役引退を発表したアスレティック・ビルバオに所属する元スペイン代表FWアリツ・アドゥリスが、本拠地のサン・マメスで引退会見を行った。スペインメディア『マルカ』が22日に同選手のコメントを伝えている。


 まず、アドゥリスは本拠地でのプレーを振り返り、「サン・マメスでのプレーは本当に楽しかった。毎週日曜日に僕をオマージュしてくれる場所だったんだ」とコメント。続けて、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝戦を控えているチームメイトに対して「最も大事なことはトロフィーを持ち帰ってくることだ。これからの僕を含めた全てのファン・サポーターが楽しめるように、優勝しなければならない」とメッセージを送った。

 思い出に残っている試合として、アドゥリスは2015年のスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパーカップ)を挙げた。バルセロナ相手に2戦合計5-1と圧勝した一戦について「それらの2試合は印象に残っている。
タイトルを獲得できた唯一の試合だ。時間が経つにつれて、その価値はもっと高まっていったよ。(リオネル・)メッシがいるバルセロナ相手に2試合とも完璧な試合ができたからね」と話した。

 最後に、アドゥリスは引退会見の実施形式にも言及。本拠地のサン・マメスにはクラブに所属している選手やコーチ陣全員が集まっており、ピッチ内で適切な距離を保ちながら行われた。アドゥリスは「もっと静かな会見になると思っていたよ。
クラブとはシンプルなやり方で会見をやる方向で話し合っていたんだ。僕の予想を遥かに上回っていた」とコメントした。