レアル・マドリードとチェルシーが、チェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテを巡って口頭での約束を結んだようだ。11日、スペインメディア『Defensa Central』が報じた。


 報道によると、チェルシーは来年以降にカンテを売却リストに載せる場合、受け取ったオファーすべてをレアルに通知することになるという。レアルは併せて優先交渉権も獲得した模様だが、両クラブの合意は口頭ベースによるもので、移籍を保証するものではないとされている。

 レアルは今夏にチェルシーからベルギー代表FWエデン・アザールを獲得した際、ジネディーヌ・ジダン監督が高く評価するカンテの獲得にも動いていた模様。しかし、チェルシーがスター2人の同時放出に難色を示したため、今夏の移籍は成立しなかったという。

 カンテ本人もチェルシー残留を希望しており、ジダン監督の“誘い”は断っているようだ。それでも今回のクラブ間合意に至ったのは、両クラブの関係者が何度も交渉を重ねるうち、チェルシーがレアルの態度に“善意”を見いだしたことを理由だと同メディアは指摘している。