5日に行われたプレミアリーグ第8節のレスター戦で、リヴァプールのセネガル代表FWサディオ・マネが同クラブでのリーグ戦通算50ゴールを達成した。

 リヴァプールの公式ホームページによると、マネは同クラブでプレミアリーグ50得点を記録した史上10人目のプレーヤーになったという。
レスター戦はリヴァプールでのリーグ戦出場100試合目という節目のゲームであり、実に2試合に1ゴールというペースで得点を重ねてきたことになる。

 では、マネの得点ペースはどれほどのものなのか。イギリスメディア『planet football』は、リヴァプールの選手たちがプレミアリーグ50ゴールを達成するのに要した試合数を調査。その結果をランキング形式で発表している。

■10位 スティーヴン・ジェラード

国籍:イングランド
在籍期間:~2015年7月
プレミアリーグ50ゴールに要した試合数:281試合

MFということもあって、10名の中では唯一200試合以上を要してのプレミアリーグ50ゴール達成となった。2015年に退団するまで、プレミアリーグでは16シーズン連続でゴールを決めてみせ、最終的にはクラブ歴代2位となる120ゴールをマークした。


■9位 ディルク・カイト

国籍:オランダ
在籍期間:2006年8月~2012年7月
プレミアリーグ50ゴールに要した試合数:194試合

2004-05シーズンのエールディヴィジ得点王に輝くなど、オランダ屈指のストライカーとして名を馳せ、リヴァプール加入1年目の2006-07シーズンにはチーム最多のリーグ戦12ゴールをマーク。フェルナンド・トーレスが加入した2年目以降はウイングへコンバートしたが、豊富な運動量で攻撃陣をけん引し、2011-12シーズンには国内カップ戦優勝に大きく貢献した。

■8位 ロベルト・フィルミーノ

国籍:ブラジル
在籍期間:2015年7月~
プレミアリーグ50ゴールに要した試合数:141試合

クラブ史上“9人目”のプレミアリーグ50ゴール達成者となったのがフィルミーノ。8月31日に行われた第4節バーンリー戦で得点を挙げ、プレミアリーグでプレーしたブラジル人選手として初めて50ゴールの大台に到達した。得点はもちろんのこと、味方を活かす抜群のアシスト能力によって、チームに不可欠な存在となっている。

■7位 ダニエル・スタリッジ

国籍:イングランド
在籍期間:2013年1月~2019年8月
プレミアリーグ50ゴールに要した試合数:103試合

2013年1月に加入すると、ルイス・スアレスとのコンビで得点を量産。
2013-14シーズンには、リーグ2位となる21ゴールをマークした。その後は度重なるケガに見舞われたが、昨年9月のチェルシー戦でプレミアリーグ通算50ゴールを達成。しかし、このゴールがリヴァプールでのラストゴールとなり、今夏、トルコのトラブゾンスポルに完全移籍を果たした。

■6位 サディオ・マネ

国籍:セネガル
在籍期間:2016年7月~
プレミアリーグ50ゴールに要した試合数:100試合

2016年夏の加入以来、3シーズン連続でリーグ戦2桁得点をマーク。昨シーズンは22ゴールを挙げて、同僚のモハメド・サラー、アーセナルのピエール・エメリク・オーバメヤンと共にプレミアリーグ得点王に輝いた。今シーズンも第8節終了時点でチームトップの5ゴールを記録。
開幕8連勝で首位に立つチームの攻撃を支えている。

■5位 マイケル・オーウェン

国籍:イングランド
在籍期間:~2004年8月
プレミアリーグ50ゴールに要した試合数:98試合

リヴァプールアカデミー出身のオーウェン氏は、1997-98シーズンにプレミアリーグで18ゴールをマーク。当時19歳で得点王に輝いた。その後はレアル・マドリードへ移籍するまで、7年連続でチームトップスコアラー(リーグ戦)に君臨。2001年にはリヴァプールの選手として初めてバロンドールを受賞した。リヴァプールではプレミアリーグ通算118ゴールを記録。
ジェラード氏に次ぐ、クラブ歴代3位の記録になる。

■4位 ロビー・ファウラー

国籍:イングランド
在籍期間:~2001年12月、2006年1月~2007年7月
プレミアリーグ50ゴールに要した試合数:88試合

リヴァプールのプレミアリーグ最多得点記録を持つのがファウラー氏だ。同クラブのアカデミーで育ち、トップデビュー2年目の1994-95シーズンに25得点、翌1995-96シーズンには28得点を記録した。通算ゴール数は、ジェラード氏の120ゴールを上回る「128」。不動のエースとして活躍を続け、地元のファンからは「ゴッド」の愛称で親しまれた。

■3位 ルイス・スアレス

国籍:ウルグアイ
在籍期間:2011年1月~2014年7月
プレミアリーグ50ゴールに要した試合数:86試合

2011年1月にアヤックスから加入したスアレスは、イングランドでも持ち前の得点力を発揮。
2013-14シーズンには、プレミアリーグ出場33試合で31ゴールを記録し、リヴァプールの選手としては、1998-99シーズンのオーウェン氏以来となる得点王に輝いた。2014年のバルセロナ移籍まで、プレミアリーグ通算69ゴールをマーク。1ゴールを奪うのに要した試合数は「1.59」と、驚異的なペースを誇った。

■2位 フェルナンド・トーレス

国籍:スペイン
在籍期間:2007年7月~2011年1月
プレミアリーグ50ゴールに要した試合数:72試合

リヴァプール加入1年目から、プレミアリーグで24ゴールをマーク。外国人選手がプレミアリーグのデビューシーズンで挙げた得点数の最多記録を更新した。その後はケガにも苦しんだが、入団3年目でプレミアリーグ50ゴールを達成。
通算65ゴールはクラブ史上5位の記録であり、トーレス氏がリヴァプール屈指の点取り屋であったことは間違いない。

■1位 モハメド・サラー

国籍:エジプト
在籍期間:2017年7月~
プレミアリーグ50ゴールに要した試合数:69試合

今年4月のサウサンプトン戦で得点を挙げて、リヴァプールでのプレミアリーグ通算50ゴールを達成。69試合目での達成は、トーレス氏を上回るクラブ史上最速記録だった。チェルシー在籍時にはプレミアリーグでわずか2得点しか奪えなかったが、2017年夏にリヴァプールに加入すると大爆発。1年目から同リーグのシーズン最多得点記録を更新する32ゴールを挙げた。また公式戦通算44ゴールは、リヴァプールのデビューシーズンにおける最多得点記録でもあった。昨シーズンも22ゴールを挙げて、2年連続のプレミアリーグ得点王に輝いた。

(記事/Footmedia)