NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の挿入歌『暦の上ではディセンバー』を歌う女性アイドルグループ・ベイビーレイズが、9月6日の音楽番組『ミュージックステーション』に初出演した。彼女たちと同じレプロエンタテインメントに所属する9nineやアイドリング!!!のメンバーなど、先輩アイドルは後輩の出世を喜びつつも本心は複雑なようだ。
9nineのライブでは、メンバーが号泣して悔しがる事態となった。

『あまちゃん』のヒロイン役・能年玲奈も所属する芸能事務所レプロエンタテインメントのアイドルグループ・9nineのライブでのMCシーンが、YouTubeで公開されている。“ちゃあぽん”こと西脇彩華は「今、レプロが盛り上がっていまして」と切り出した。「なんと、後輩に“Mステ”を先越されるという…」とベイビーレイズの件に触れると、耐え切れずに「悔しいー!」と叫ぶ。さらに「マジで悔しくて! 思わん、そう思わーん?」と観客を指さしながら訴える声は、やがて涙声となった。

しかし彼女は気を取り直すと、「でもうちらには、半沢直樹がついている!」とアピールして笑いを誘ったのだ。
ファンから盛大な拍手が沸くと、「まさにこの状況! 9nine倍返しじゃー!!」と腕を振り上げてアピールしたのである。

西脇はベイビーレイズの人気について同じ事務所の後輩で嬉しいことだし、レプロも良くなることは分かっていると語る。それだけに「うちらもなんにも言えなくて。でもみんななら分かってくれると思う」と、ようやく悔しさをぶちまけたのだ。

彼女たちは盛り上がるファンの声に安心すると、「そうやって、半沢直樹みたいに倍返しができるように」と新シングルのリリースを告知して、発売イベントでは「みんなにギャンギャンに会いに行こうと思っています」と宣言した。

9nineの新曲は、10月にスタートするドラマ『リーガルハイ』のオープニングテーマ曲に決定している。
両ドラマで主演する堺雅人にかけて「半沢直樹みたいに倍返しじゃ!」と気炎を上げたのだろう。それだけに『リーガルハイ』についても「ドラマを盛り上げていけるように頑張っていきたい」と決意を語っている。

また、同じくレプロエンタテインメントの菊地亜美は先輩としてベイビーレイズの結成を先導したいきさつもあり、アイドルイベントで共演したベイビーレイズに「人気が来てるから、逆便乗しようと思う」と宣言してブーイングを浴びた。菊地も「私のおかげでMステ出られるようになった」と嫉妬しており、ベイビーレイズの人気を心から祝福とはいかないようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉