さる10月17日午後2時頃、中国安徽省合肥市のデパート1Fにある宝石店「周生生」で、指輪を飲み込んだ女が店員に取り押さえられるという事件が起きた。

「周生生」は1934年、中国広東省広州で宝石販売業を開始。
今では香港、マカオ、台湾に120店舗を展開する有名宝石店だ。この「周生生」に1人の20代前半の女がやってきた。店員の説明を聞き、ひとつの指輪を大変気に入った女は、指輪を手に取りただひたすら握りしめていたという。

事件は店員が少し席を外した時に起きた。店員が戻って来ると、女の手にあるはずの指輪がない。不審に思った店員が「指輪はどこですか?」と質問するも、女は唇を固く閉ざしたまま。
店員は女が指輪を口の中に隠していると考え、無理矢理口を開けようとした。その瞬間、女は指輪を“ごくん”と飲み込んでしまった。

その場にいた他の店員が女を取り押さえ、口の中を隅々まで探すも指輪はすでにない。急いで病院で胃のX線検査を受けた結果、確かに女の胃の中にはリング状のものがあり、医師によると「この指輪を取り出すには開腹手術をするか、もしくは排便されるまで待つしかない」とのことだ。女は開腹手術を選択し、現在手術の日を怯えながら待っているそうだ。
(TechinsightJapan編集部 藤川)