『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや『ラ・ラ・ランド』(2016年)に出演する清純派女優のエマ・ストーン(30)。このほどエマが、歌手ポール・マッカートニー(76)の新曲『Who Cares』のミュージック・ショートフィルムに出演した。

『Who Cares』はポール・マッカートニーが今年9月7日にリリースした新アルバム『Egypt Station』に収録されており、現地時間17日にミュージック・ショートフィルムがApple Musicで公開された。この映像には女優エマ・ストーンが登場。ストーリーは、ポール演じる催眠術師兼気象学者にエマが患者として会いに来たところから始まる。その後、催眠術がスタートしてポールとエマは白と黒のイラストの世界に入り、エマはカラフルなアイメイクにオレンジのウィッグでパントマイムを演じる人たちからポールと一緒に逃げ回っていた。エマは変顔と言わんばかりの豊かな表情を見せていて、女優として普段映画で見せる顔とは違ったお茶目な姿である。

このミュージック・ショートフィルムはいじめ撲滅のキャンペーン「#WhoCaresIDo」の一環で、ポール・マッカートニーはメディアや芸術の力で社会的にポジティブな変化をもたらすことを目標とする非営利団体「Creative Visions」など複数の非営利団体とパートナーを組んでいる。ポールは「もし、いじめられている子供達がいるのなら、この曲を聴いて、この動画を見て、彼らがいじめってそんなにつらいものじゃないって思ってくれることを願っているんだ。(いじめに)立ち向かって、笑い飛ばして、乗り越えられるってね」とコメントしている。このフィルムはポールの長年のツアーフォトグラファーのブラントレイ・グティエレスと振付師のライアン・ハフィントンが監督を務めており、Apple Musicの独占公開となるが、ポールはこのキャンペーンによりいじめに立ち向かうポジティブなメッセージが拡散することを願っている。

なお、エマ・ストーンが変顔を見せたのはこの映像が初めてではない。エマは2014年4月にトーク番組『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』のリップシンクバトルというコーナーに出演。このコーナーは司会者ジミー・ファロンと人気曲を口パクバトルするもので、エマは男性の曲を豊かな表情や身振り手振りで魂を込めてパフォーマンスした。そのYouTube動画は、2018年12月19日現在で9,237万再生回数に達している。

清純派女優でありながら、イメージを払拭する変顔やユニークな一面を見せるところもエマ・ストーンの魅力と人気の1つだろう。




画像は『Paul McCartney 2018年12月17日付Instagram「The new musical short film #WhoCaresIDo is now available on @applemusic.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)