東京・お台場青海周辺エリアで8月2日~4日に開催された『TOKYO IDOL FESTIVAL 2019』の初日、土曜朝の情報番組『週刊フジテレビ批評』が公開収録を行った。『週刊フジテレビ批評ד令和アイドル”大放談』と題して田島芽瑠(HKT48)、川村文乃(アンジュルム)、江嶋綾恵梨(26時のマスカレイド)、山本愛梨(ラストアイドル/LoveCocchi)、浅野杏奈(マジカル・パンチライン)、熊澤風花(Task have Fun)、絵恋ちゃんというカラーの違う7人を迎えて質問をもとにトークするもので、8月3日と10日に分けて放送された。
そんななかで特にアンジュルム・川村文乃の発言に興味深いものがあった。

10日の放送で、「アイドルとして出演したい番組は?」の問いに対して「もしもツアーズ」、「月曜から夜ふかし」、「スカッとジャパン」、「なんでも鑑定団」などバラエティ番組を答えるアイドルが多い中、アンジュルムの川村文乃はフリップに大きく「FNS歌謡祭」とだけ書いていたのだ。

「グループとして歌って踊っている姿をテレビに出て見て頂きたいので『FNS歌謡祭』に出たいです!」と理由を話す彼女に、司会者が「本当は『白』」って書きたいですか?」と確認したところ「まぁ…」と言い難そうにするので「いいんですよ忖度なしで」「本音で語ってね」とフォローされていた。

その思いはかなり強いらしく、次の「今のアイドルが目指す“将来”とは?」の質問に他のアイドルが「お芝居がしたい」「女優になりたい」と答えるなか、「20年30年とグループが続いていけるよう次の世代に繋いでいきたい」と答えた彼女は「もっともっと音楽番組に出演してパフォーマンスできるように頑張っていきます」と続ける。

川村文乃が『“令和アイドル”大放談』で「モーニング娘。をはじめ歴史のあるグループが多いので、アンジュルムもそういう歴史あるグループになれるように、次の世代にバトンタッチしていきたいです」と熱く語ったように、
に関するニュース">モー娘。から脈々と続くパフォーマンスを追求する“ハロプロイズム”と言えるようなものがある。


ハロプロからアンジュルムとJuice=Juiceが2日目の8月4日に出演した『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』(通称ロッキン)では、3日目の8月10日にモーニング娘。’19が同フェス最大会場のグラスステージでトップバッターを務め、圧巻のパフォーマンスを繰り広げた。モー娘。は昨年のロッキンでも猛暑のなかほぼMCなしノンストップのライブで注目を集めたが、今年はそれを超える盛り上がりとなった。


しかしながら、モー娘。をはじめハロプロのアイドルがテレビの音楽番組に出演することは少ない。今年の5月28日放送のNHK総合『うたコン』にアンジュルムが出演して新曲『恋はアッチャアッチャ』(4月10日発売)を披露した時には、ファンが歓喜して「アッチャアッチャ」のツイートが飛び交ったものだ。

そうした事情から、このたび川村文乃が「『FNS歌謡祭』に出たい」「もっと音楽番組に出演してパフォーマンスできるように頑張っていきます」と強く主張したのには切実な願いを感じる。ちなみに『うたコン』にはハロプロから度々出演しており、『ロッキン』のように話題性が高まれば『紅白』への道は意外に近いかもしれない。

画像は『アンジュルム メンバー 2019年8月2日付オフィシャルブログ「☆#TIF2019 最高だ!☆川村文乃」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉