台湾・台南市仁徳区にある虎山農場の林で大麻を栽培していた男(40歳)が今月13日に逮捕された。ハイキング客が今年5月に大麻草を発見し通報していたが、その後警察では張り込みを続けていたという。
『自由時報』『ETtoday新聞雲』などが伝えている。

虎山農場はかつて製糖工場の農場だった場所で、現在は自然歩道として市民の憩いの場になっている。台南市刑事警察大隊によれば、5月に通報を受けて林を24時間体制で監視していたところ、8月初旬に容疑者の男が大麻の葉を採りに来たという。しかしその場で逮捕には至らなかった。

警察は男の身元と住居を確認した後で13日、家宅捜索に入った。男の家からは大麻の花穂(バッズ)や葉、大麻の種などを含む大麻製品が約2047グラム、市価200万元(約680万円)相当が押収された。


さらに警察は、男が林で栽培していた大麻草18本を伐採。うち5本は高さ3メートルを超えており、過去に押収された大麻草のなかで最も大きなサイズだったそうだ。

調べに対し男は、およそ3年前にインターネットで海外から大麻を購入し室内にて水耕栽培や鉢植えで育てていたが、50センチくらいになると枯れてしまうため、1年ほど前に地植えしたという。また販売目的ではなく、自分が使用するために栽培していたそうで、「大麻入りの卵焼きやスープを作って食べた」と供述している。

画像は『自由時報 2019年8月14日付「台糖虎山農場林地被偷種大麻1年多 已3.2公尺創最「高」紀錄」(記者楊金城攝)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)