パキスタンへの初訪問が注目を集める英王室ウィリアム王子・キャサリン妃夫妻が現地時間14日、首都イスラマバード近郊のラワルピンディに無事到着した。

今月14日~18日の5日間にわたり、パキスタンへの初訪問が予定されていたウィリアム王子・キャサリン妃夫妻が現地時間14日午後9時半頃、首都イスラマバード近郊ラワルピンディにある同国空軍基地ヌルカーンに到着した。
英国空軍(RAF)ボイジャーから降り立った夫妻は、シャー・マフムード・クレシ外務大臣夫妻やトーマス・ドリュー在パキスタン英国高等弁務官らの歓迎を受けた。

鮮やかなアクアブルーのドレスにワイドパンツを合わせたキャサリン妃のファッションは、長めのチュニックとゆったりめのパンツを組み合わせた“シャルワール・カミーズ”と呼ばれるパキスタンの伝統衣装にヒントを得たもので、妃のお気に入りブランド「Catherine Walker(キャサリン・ウォーカー)」によるオーダーメイドだ。ダークスーツに身を包んだウィリアム王子とともに姿を見せたキャサリン妃、8時間のフライトによる疲れを感じさせない笑顔で少女から花束を受け取った。

英王室公式ページによると、今回の訪問では首都イスラマバードをはじめインドとの国境近くの都市ラホール、北部の山岳地帯、そしてアフガニスタンとの国境付近となる同国西部を訪れる予定で、移動距離は1000km以上に及ぶとのこと。ウィリアム王子とキャサリン妃は、政治家やチャリティー団体、文化人、スポーツ選手、地元児童など幅広いジャンルの人々との交流を楽しみにしているという。

通常英王室メンバーの公式訪問では、スケジュール詳細が事前に公表されるものだが、今回のウィリアム王子・キャサリン妃夫妻のパキスタン訪問では、厳重なセキュリティー対策の一環として当日のスケジュールは直前まで明かされることはないもよう。
『Mirror』によれば、夫妻の5日間の滞在中におよそ1000人もの警官が警備にあたる予定だという。

英王室のメンバーがパキスタンを訪れるのはチャールズ皇太子夫妻による2006年の訪問以来、実に13年ぶり。またウィリアム王子の母、故ダイアナ妃が1991年、1996年、1997年に単独訪問している。

ちなみにウィリアム王子・キャサリン妃の3人の子供達、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子は今回のパキスタン訪問に同伴しておらず、ロンドンの自宅でしばしのお留守番ということだ。

画像は『Kensington Palace 2019年10月14日付Twitter「The Duke and Duchess of Cambridge have arrived in Islamabad at the start of their official visit to Pakistan!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)