女優ニコール・キッドマン(53)が、映画『ノッティングヒルの恋人』(1999年公開)でジュリア・ロバーツ(52)が演じた役が欲しかったことを明かした。同映画でジュリアの相手役を演じたヒュー・グラント(60)とオンライン対談したニコールは、当時の自分は「この役に選ばれるほど有名ではなく、才能も足りなかった」と話している。


現地時間13日、ニコール・キッドマン俳優ヒュー・グラント(60)と行ったオンライン対談を『Marie Claire』が掲載した。ニコールとヒューは米ケーブルテレビ「HBO」で放送予定のドラマ『The Undoing』で共演しており、ビデオ通話は現地時間25日のプレミアム放送に向けて行われたものだ。

対談中、ニコールはヒューが主役を務めた映画『ノッティングヒルの恋人』に触れ、以前からヒューと一緒に仕事をしたかったことを打ち明けた。

「ノッティングヒルの恋人で、ジュリア・ロバーツが演じた役が本当に欲しかったのよ。本当にね。」

ヒューが「そうだったの?」と聞くと、ニコールは「本当よ。でも私は、知名度や才能も十分じゃなかったから」と答え、「だけど、ついに私達は同じ道に立つことができたのよ」とこのたびようやく共演できたことの喜びを伝えた。



映画『ノッティングヒルの恋人』は、ジュリア演じる大スターのハリウッド女優アナ・スコットがヒュー演じる旅行書専門の書店オーナー・ウィリアムとの出会いを描いた古典的なロマンティック・コメディだ。

しかし皮肉なことにジュリアは当初、この役に乗り気ではなかったという。ジュリアはかつて『Vanity Fair』で、この役に抜擢された時「つまらない。退屈だわ。なんてくだらない役なのかしら」とエージェントに伝えたことを明かしている。しかし後に気が変わり、脚本と製作総指揮を担当したリチャード・カーティスに電話して「この映画に出るわ」とメッセージを残したという。


同映画は1999年5月に英米で公開されると映画評論家からの評価も高く、当時はイギリス映画で史上最高の興行収入を記録した。

また対談中、ニコールはヒューが主演した2003年公開の映画『ラブ・アクチュアリー』への出演に興味があったことも明かしている。

「本当に役が欲しかったと思える何かがあったのよ。多分一時期、“ラブ・アクチュアリー”で小さな役を演じるつもりだったのかも。思い出せないわ。大役ではなかったのよね。」

なおニコールとジュリアは、スリラー映画『シークレット・アイズ』(2015年米公開)でニコールがエリート検事補クレア・スローン役、ジュリアが検察局捜査官ジェス・コブ役として共演した。



ジュリアは『Hello! magazine』で、共演したニコールについてこのように話している。

「最初に言っておくわ。彼女は完璧よ。私は断固としてそう思うわ。その絶対的な完璧さゆえ、私が何を言っても彼女の陰に隠れてしまうのよ。」

画像は『Nicole Kidman 2020年10月8日付Instagram「Love getting to play dress up and chat about」』『Marie Claire 2020年10月13日付Instagram「Hollywood treasures Nicole Kidman and Hugh Grant, the stars of @hbo’s ‘The Undoing,’」』『Julia Roberts 2020年3月21日付Instagram「My incredible friends @beloveapparel are donating $7 from every I Choose Love purchase to @together.rising who are helping children and families facing hunger due to mass school closures.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)