なぜラカゼットを呼ばない!? アーセナルで爆発もデシャンの考...の画像はこちら >>

アーセナルのラカゼット photo/Getty Images

仏代表メンバーに含めず

21日、フランスサッカー連盟は国際親善試合とEURO2020予選に臨むフランス代表メンバーを発表した。ワールドカップ王者らしく豪華な顔触れだが、気になるのは今季優れたパフォーマンスを見せたアーセナルFWアレクサンドル・ラカゼットが入っていないことだろう。



センターフォワードを担当できる選手の顔触れはパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ、アトレティコ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマン、チェルシーFWオリヴィエ・ジルー、セビージャFWウィサム・ベン・イェデルの4人で、代表監督ディディエ・デシャンは相変わらずターゲットマンとなるジルーを好んでいる。

SNS上ではラカゼットが外れたことに対する驚きの声も挙がっていたのだが、デシャンはなぜラカゼットを外したのか。英『METRO』がデシャンのコメントを伝えているが、デシャンはラカゼットかセビージャのベン・イェデルのどちらを入れるかで少し迷ったようだ。

「ラカゼットを再び呼ばないということはない。難しいチョイスだったが、ベン・イェデルもビッグなシーズンを過ごした。アレクサンドルを好む権利があるように、ベン・イェデルの方を好む権利もある。
彼は今季全てのコンペティションを含め30の得点を決めたし、ビッグゲームでも得点を決めた。1トップでの動きも分かっている」

システムの問題もあるだろう。ラカゼットはアーセナルでピエール・エメリク・オバメヤンと2トップを組む機会が多かったが、デシャンが2トップを採用するとは限らない。ジルーを頂点に、グリーズマンとムバッペを背後に据えるパターンも考えられる。ラカゼットの活躍を考えると納得できないアーセナルサポーターもいるかもしれないが、デシャン流に合うと判断されたのはベン・イェデルの方だった。