アーセナルのバログン photo/Getty Images
トップチームの戦力になるか
今のアーセナルには魅力的な若手が多く揃っているが、また1人大物になりそうな若者が出てきた。26日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第4節のモルデ戦でトップチーム初得点を決めた19歳のFWフォラリン・バログンだ。
バログンはアカデミー時代からサポーターの間で有名だった選手で、アーセナルのFWピエール・エメリク・オバメヤンもバログンのポテンシャルを絶賛していた。今夏にはアーセナルを離れる可能性も指摘されていたが、ついにトップチームで一歩を踏み出すこととなった。
センターフォワードを本職とするバログン最大の魅力は、やはり得点力だ。U-18のカテゴリーでは通算41試合に出場して38得点8アシストと驚異的な成績を残しており、19歳ながらU-23のカテゴリーでも40試合で16得点6アシストを記録している。
英『90min』は特長の1つに左右両足を使いこなせる点を挙げており、バログンは逆足となる左でのシュートも精度が高い。同メディアはマンチェスター・ユナイテッドでブレイクし始めているFWメイソン・グリーンウッドと比較しているが、グリーンウッドも両足を巧みに使うアタッカーだ。
アーセナルではU-21イングランド代表でもエースとして活躍する21歳のFWエディ・エンケティアがブレイクし始めており、エンケティアもアーセナルU-23のカテゴリーでは通算38試合出場28得点7アシストを記録するなど大爆発していた。すでにエンケティアはトップチームでも戦えることを証明しており、バログンもそれに続いてほしいところ。
まだトップチームで出番を増やしていくのは難しいだろうが、アーセナルはバログンの才能を活かしていけるのか。特大のポテンシャルを備えているのは間違いない。