筆者には中学生の娘がいます。中学生ともなると、持ち物や着る物にも色々と気を使うようになっていて、ネットを見ては「ああ、かわいい」「ああ、欲しいな」と筆者に聞こえるように言ったりしています。

でも、親として筆者が気を使うのは洋服というよりは「インナー」の方。そこで今回は、女子中学生のインナー事情を書いてみたいと思います。



■「インナー話はタブー」は昔の話



娘を見ていて感じるのは、「インナーの話も友達や親と普通にできるんだな」ということです。筆者が子どもの頃は、友達や親とインナーの話をしたことがなく、むしろ「してはいけない話」のように感じていました。なんとなく「性」を意識してしまって、恥ずかしいという気持ちがあったからです。そのため、筆者は自分の母親とインナーについてまともに話したことがなくて、母親が買ってきてくれたブラやショーツを「そういうもんなんだな」と思って使っていました。



でも今は全然違います。娘は友人からインナーの情報を得て「ねぇ、これ知ってる?」と筆者に教えてくれるほど。女子中学生の間でも、もはやインナーは洋服と同じような枠で考えられるファッションの一部になってきているのかもしれません。



■タンクトップからブラへ。インナーの変遷



インナーと言っても、女子の場合には種類がいくつかあります。年齢や体格、体の変化によって個人差はあるでしょうけれど、ここで筆者の娘の場合どう変わっていったのかを紹介したいと思います。



タンクトップやキャミソール、半袖インナー

小学校3、4年生あたりまでは、タンクトップやキャミソール、半袖インナーを使っていました。まだ胸の膨らみがないので、ユニクロ( https://www.shimamura.gr.jp/shimamura/ )(UNIQLO)とかしまむら( https://www.shimamura.gr.jp/shimamura/ )で売っている、普通のインナーですね。



胸二重のインナー

小学校高学年になると、胸の部分が二重になっているキャミソールやタンクトップになりました。ちょっとずつ胸が膨らんできて、体操着を着るときに気になるようでしたね。このくらいの年齢になると、学校の保健室の先生(養護教諭)がインナーについて話をしてくれたりしましたし、学校の保健の授業でもそういった話をしたようです。



この頃よく使っていたのは、しまむら( https://www.shimamura.gr.jp/shimamura/ )の胸二重のインナーです。綿100%の生地で、とくに薄着になって胸が気になる夏場のインナーとして重宝していました。2枚セットで1,000円程度だったと記憶しています。



スポーツタイプのブラ

中学生になると、スポーツタイプのブラを使うようになりました。娘が中学校に入るときに知り合いのお母さんと話をする機会があって、そのときにインナーのことも聞いたのがきっかけです。どうやら、ほとんどの子がブラを使っていると。



それで娘に聞いてみたところ、スポーツタイプの方が使いやすいということで、まずはそれを使うことになりました。これもしまむら( https://www.shimamura.gr.jp/shimamura/ )で購入。ただ、サイズを測ったことがなく、どれがいいのかは悩みました。普段着ている洋服が160だったのでそれと同じにしましたが、子ども用のスポーツタイプのブラのサイズ感は意外と柔軟のようです。

大人ほど厳密に選ばなくても問題なく使えていました。



ホックつきのブラ

スポーツタイプのブラからホックつきのブラに変わったのは中学3年になってから。胸の膨らみが目立ち始めていたのですが、ホックが面倒という理由で先延ばしにしていたのです。変えるきっかけは、体の変化とかではなくて、「かわいいブラがあったから」。親としては「そういう理由で変えるのか」と思ってしまうのですが、よく考えてみれば納得できる話ですよね。自分だって「かわいいから」「素敵だから」という理由で持ち物を変えることがありますから。



そういうわけで、娘はホックつき(ワイヤーなし)のブラを使うようになり…。きっかけはどこに転がっているかわかりません。問題の「ホック面倒」ですが、実際に使って見ると全然面倒ではなかったとのこと。『面倒って言ってたけど…』と筆者が言ったら「え?そんなこと言った?」と言われてしまいました。



■母親としてできること



女の子のインナー事情は、その子の体格や胸の大きさなどによって違ってくると思います。そのため、母親としてできることは、娘の成長をちゃんと確認して、その都度インナーを提案したり、一緒に買いに行くことかなと考えています。

インナー話は決して恥ずかしいことではないのだなと今更ながら気づかされた筆者。『わ~、これかわいい』と言いながら娘と一緒に選ぶのも楽しいものです。