就職活動での面接を突破するためには、面接官から良い印象を持ってもらうことが重要です。相手をイライラさせるような受け答えをしていると、採用からはどんどん遠ざかってしまうでしょう。



そこで今回は、面接官がついイラっとしてしまう瞬間を集めました。就職・転職活動中にやってしまいがちなミスの事例も、あわせてお伝えします!



■面接官がイラっとする瞬間!



たとえ面接官が笑顔で対応していても、心の中で「この人とは働きたくない」と感じているかもしれません。では、相手のどのような対応にイライラしてしまうのでしょうか。その事例を見てみましょう。



・受けている会社の情報を何も知らない
・今働いている職場や上司の愚痴を言う
・今の会社と見比べている



転職活動をするということは、今の会社に不満を抱えているケースが多いはず。だからといって、その不満を相手にぶつけると「うちに来たら、今度はうちの悪口を言う人なのだろう」と思われてしまいます。



また、「今の会社の方がいい」と自慢するのも避けておきましょう。とくに同業者かつ今の会社の業界シェア率が高い場合、「どうして我が社を受けたんだろう」「出世ができなかったのかな」と捉えられてしまいます。過度な自慢や愚痴はほどほどにして、自分のアピールに専念しておきましょう。



■面接官とのやりとりを振り返ろう



「自慢や愚痴は控えているのに、なぜか面接官の反応が良くない…」という方は、面接でのやりとりに問題があるのかもしれません。以下のような項目に当てはまる方は、面接中にNG行動をしている可能性があります。



・集団面接でチームワークを発揮していない
・集団面接で長々と話してしまう
・質問が聞き取れなかったときに黙ってしまう
・企業研究が足りていない
・表情や声のトーンが暗い
・面接や採用試験などの情報をSNSにアップする
・気を許した瞬間にタメ口になる
・面接官に「うちが第一志望ではないな」と感じさせる



入社に対する熱意が感じられないと、相手からの印象も悪くなってしまいます。

会社の代表者について何も知らない、「最後に聞きたいことは?」という質問に「ありません」と答えるといった行動は避けておきましょう。



また、集団面接では周囲との協調性が試されています。他の人の時間を奪うほど長い回答をする、独りよがりの態度を取るなどの行為はNGです。



■なかなか内定がもらえないなら



それでも思うように結果が出ない方は、エントリーしている企業を見直してみましょう。知名度の高い大企業ばかり選んでいる方は、大企業の子会社や中小企業も視野に入れてみては。就職先でスキルや経験を身につけ、大企業への転職を狙うという手もあります。



なかには、「大企業でないと給与が不安」「名の知れた企業がいい」とこだわっている人もいるかもしれません。しかし、業績や待遇のいい中小企業も数多く存在しています。大企業でなくても、自分が望んでいる仕事を実現している人は少なくありません。



また、大企業はかなりの高倍率であるのも現実です。なにか突出して秀でた部分がなければ、内定を勝ち取ることはできないでしょう。



給与や仕事に対する満足度は、企業の規模だけで決まるわけではありません。

大企業にこだわりすぎず、自分の理想に近い中小企業を探してみてはいかがでしょうか。



■まとめ



人は誰しも、気が緩んだ瞬間にボロが出やすくなります。面接が終わった後に廊下で私語をする、面接の内容をSNSにアップするといった行為は、どこかで社内の人が見ているかもしれません。どんな瞬間も気を緩めることなく、ルールや情報の取り扱い方には十分配慮しておきましょう。