私は本業が弁護士の兼業投資家です。
もともとはJ-REIT(ジェイ・リート:国内の上場不動産投資信託)専門投資家でしたが、数年前から個別株にシフトし、現在は主に優待銘柄を中心に投資しています。
今回は、10月1日から東京都民にも解禁され、秋冬に向けて旅行者増が期待されるGoToトラベル関連の優待銘柄の中から、優待品そのものの魅力と株価動向も加味して、戦略的に買っていきたい銘柄を選びました。株式市場を襲ったコロナ・ショックからの回復はまだまだ途上です。単純に優待品そのものの魅力のみに惹かれて優待株投資をすると痛い目に遭うリスクもあります。
今回は優待品そのものの魅力に加えて株価動向も加味して投資したい銘柄を戦略的にセレクトしてみました。
※ 楽天証券優待検索 より
第1位:サムティ
銘柄名 サムティ コード 3244 株価 1,619円 優待発生株数 100株、300株、1,500株 優待内容権利月 100株宿泊割引券枚、300株無料宿泊券2枚、1,500株無料宿泊券2枚に天橋立ホテル宿泊割引券の追加。
11月
ファンド、REIT(不動産投資信託)、投資家向けに新築ないし再生マンションの販売を行っている会社です。賃貸物件やホテル事業も展開しています。GoToトラベルで国内旅行が増えることから業績や株価上昇が期待できそうです。予想配当利回りは5.13%と5%を上回っています。そして優待品はホテルの割引券、無料宿泊券です。
第2位:東京都競馬
銘柄名 東京都競馬 コード 9672 株価 5,310円 優待発生株数 100株~1万株 優待内容権利月 東京サマーランド株主招待券、同春秋ファミリー招待券、大井競馬場株主優待証、大井競馬場株主優待席証
12月
大井競馬場のオーナー会社です。在宅投票システムの歩合収入がメインで、ほかにも賃貸倉庫やあの有名な東京サマーランドも経営しています。GoToトラベルで東京への観光客も増えると思いますので業績や株価上昇が期待できそうです。配当利回りは0.95%と低めですが、魅力は優待品の東京サマーランド招待券です。
招待券はフリーパス券です。株主招待券は年間通じて使用できる券で春秋ファミリー招待券は夏季以外で使用できる券となっています。都内在住の方は子供のころに家族で行った思い出があると思います。
ということで優待品が東京サマーランド招待券で株価も上昇中ということで第2位にランクインとなりました。
第3位:きちりホールディングス
銘柄名 きちりホールディングス コード 3082 株価 651円 優待発生株数 100株、500株 優待内容権利月 100株は食事券3,000円分、500株は食事券9,000円分
12月
高級居酒屋・レストランを直営展開している会社です。GoToイートで客足が伸びそうな飲食店の中でおススメ銘柄です。私はいつも500株で食事券9,000円分をいただいています。私は早稲田で法律事務所を開業しているので、池袋のエソラ池袋の中にある「KICHIRI」のレストランによく行きます。
第4位:オープンドア
銘柄名 オープンドア コード 3926 株価 1,384円 優待発生株数 100株 優待内容権利月 クオカード1,000円分
3月
格安旅行商品を網羅した比較サイト「トラベルコ」を運営している会社です。GoToトラベルで業績や株価上昇が期待できそうです。優待はコンビニや書店で使える便利なクオカード1,000円分です。トラベルコちゃんのオリジナルデザインのクオカードなので優待クオカードコレクターの私としては毎年楽しみにしている優待です。
第5位:伊豆シャボテンリゾート
銘柄名 伊豆シャボテンリゾート コード 6819 株価 103円 優待発生株数 1,000株 優待内容権利月 伊豆シャボテン動物公園、同ぐらんぱる公園、伊豆高原グランイルミ等の平日・全日招待券
3月
伊豆シャボテン動物公園、同ぐらんぱる公園、伊豆高原グランイルミ等を運営している会社です。今期はコロナ禍で大打撃を受け営業赤字となっていますが、GoToトラベルで観光客が戻ってくれば業績や株価上昇が期待できそうです。優待は伊豆シャボテン公園、同ぐらんぱる公園、伊豆高原グランイルミ等の招待券(平日・全日)がもらえます。最近は伊豆高原のグランイルミがとても綺麗でテレビや雑誌で取り上げられることが多いと思います。気になる株価動向ですが、この銘柄もコロナウイルスショックで暴落した後、7月末には2番底をつけたとみていますが、その後は株価回復途中です。現時点では営業赤字となっているのでGoToトラベルによる業績回復に期待しましょう。
優待を利用して、GoToトラベル、GoToイートキャンペーンを満喫し、旅行業界やエンタメ業界が業績回復し、期待していますが、お出かけの際はぜひ感染防止策をしっかりして、コロナ・マナーを守った楽しみ方をするようにしましょう!
(澤井 康生)