各線区の概要が発表されました。
東京都心部を走るJR山手線と京浜東北線(画像:写真AC)。
JR東日本は2020年10月21日(水)、ダイヤ改正で予定している首都圏の終電時刻繰り上げの概要を発表しました。
同社は鉄道施設の保守作業時間の拡大や、新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動様式の変化に対応するダイヤ改正を、2021年春に実施する予定です。
終電繰り上げは、山手線や京浜東北線といった主要路線を含む首都圏17線区で計画されています。
山手線の外回りは、池袋0時38分発品川行きが17分程度、品川0時38分発池袋行きが18分程度繰り上がります。内回りは、品川0時26分発池袋行きは現行どおりですが、池袋0時51分発大崎行きは20分程度繰り上がります。
京浜東北線・根岸線の南行(大船方面)は蒲田着が16分程度、桜木町着が33分程度、大船着が18分程度現行より繰り上がります。
中央線各駅停車は三鷹着が25分程度。中央線快速は八王子・高尾着が30分程度、大月着が16分程度繰り上がります。
京浜東北線の北行(大宮方面)は赤羽着が18分程度、大宮着が23分程度。高崎線は高崎着が21分程度、新前橋着が37分程度。
常磐線快速は松戸着が18分程度、取手着が23分程度、土浦着がほぼ現行どおり、勝田着が23分程度。常磐線各駅停車は松戸着が16分程度、我孫子着が15分程度繰り上がります。
総武線各駅停車は津田沼着が16分程度、千葉着が23分程度。京葉線は新習志野着が11分程度、蘇我着が30分程度の繰り上げです。
なお、郊外へ向かう下り列車だけでなく、都心へ向かう上り列車の終電繰り上げも計画されています。また、京浜東北・根岸線の大船方面や中央・総武線各駅停車の三鷹・千葉方面、常磐線快速の上下線、常磐線各駅停車の下りでは初電の繰り下げも計画されています。
終電の繰り上げにあたり、一部線区では終電前に列車が増発されます。金曜などは必要により臨時列車も運転されます。詳細は12月に告知される予定です。
※一部修正しました(10月22日13時31分)。