冬の日本に生きる喜び、スノーモンキー
(上)岩合さんのスノーモンキーを表紙にした『SINRA』、(中)岩合目指して撮った4匹並びノミとり、(下)おサルの記者会見?
 残念なことに休刊になってしまったが、ちょっと昔、新潮社に『SINRA』というチャーミングなネイチャー雑誌があった。

 表紙に使われた左の写真(上)は、岩合光昭さん撮影の「小サルの雪遊び」。かつてあの『National Geographic』の表紙にもなったことがある有名な作品で、『SINRA』によると「世界中が驚いた」一枚らしい。まぁ、小ザルが雪玉で遊ぶ、という衝撃もさることながら、もともと暖かい地域に多く住むサルが雪の中にいる、ということだけでも海外の人たちには視覚的に激しい驚きなのだろう。たとえていえば、雪の中にフラミンゴがいるような違和感だろうか。だから岩合さんも海外で取材中によく野生動物好きの人から「スノーモンキー」を見に行きたい、とせがまれるらしい。

 で、私も偶然手にとった『SINRA』の岩合さんの写真に衝撃を受け、スノーモンキー目当てに地獄谷野猿公園まで行ったクチだが、結果として撮れたのは左に掲載した「4匹並びノミとり」ぐらいであった。……ナショジオは遠い。
 この地獄谷は、冬ともなれば、おなじみの「温泉ザル」も拝めるとあって、三脚抱えたカメラ好きのおじ様たちに大人気の撮影スポットである(写真下参照)。ちなみに外国人にも人気があるようで、公園の入り口には「Monkey Park」という英語の看板もあった。

 サル年のこの冬、実は日本でしか見られないスノーモンキーを拝みに、雪山に向かうのも良いのでは?
(エキサイトニュース編集部 みと)