イケメンのストリップ"Chippendales"その3 観客
ショーの後希望者との記念撮影に備えるダンサーズと、1枚約1400円の記念撮影に群がる女たち。おすな、おすな。
ぎゃはははっ!ひぃー!おがじいよぉー。

私は始終大笑いを禁じえなかったのである。
何がおもしろいかって、お客さんたちの様子。総勢1,000人を超えるオンナどもに埋め尽くされた会場は、ダンサーズが腰をちょいとひとふり、あるいは服を1枚脱ぎ捨てるたび、「お゛ー!」、「あ゛〜!」、「ぬ゛ぅ!」などの歓声(鳴き声?)で一斉にどよめく。すごい。さまざまな国の赤の他人同士が、なんの申し合わせもなく、同じ目標に向ってこれだけ心を一つにできるとわ……。このベクトルを違う方向に向ければ、オゾン層の破壊も瞬時に食い止められるんじゃなかろうか?

客層は、下はギャルから、上は成人した孫がよゆーでいるであろうお年寄りまで。母娘もあり。
デラックス・バスで乗りつけている集団もいましたぜ。私がいっしょに行ったメンバーは、総勢6名のかなり腕に覚えのある、世界をマタにかけたキャリア・ウイメン(私を除く)。平均年齢40がらみ。しかし日頃の落ち着きっぷりはどこへやら。その変貌ぶりにツキモノがついた(おちた?)のかと思いましたがな。

興奮レベルは、年齢に関係ないみたい。
私らの背後の60代後半とおぼしきマダムにいたっては、オタケビをあげながら最終的には手すりの上に仁王立ちしてたもんね。こらこら、そこのおばはん、調子にのりすぎです。

でも、みんないやらしいとか危ないとかいう雰囲気はなくて、叫んで笑って、そんなんで騒いでいる自分たちをおもしろがっていました。
はー、おもしろかった、いろんな意味で。だけど残念ながら今のところ、日本にはお出ましになる予定はないようね。お気の毒さまっ。


(エキサイトニュース編集部 ベルギー特派員 ばび)

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