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「どいなか」と「はげ」を訪れた日

広島市内の友人宅を出発し、車ごとフェリーに乗り、四国は愛媛県に上陸。宇和島を越えたあたりで、再度地図を確認。目的地はもうすぐそこです。

「土居仲」バス停留所。

漢字で見るだけでは、どうということのないこのバス停ですが、ひらがなで書いてみると、実に味わいが倍増します。

「どいなか」

ちょっとした偶然が「名は体を現して」しまった、マニアにはおなじみの「聖地」です。

ありがたいことに、バス停にはちゃんとふりがなが。まさか宇和島バスもわかっていてやった……ということは無いか。これもまた偶然のコラボレーションです。

近所の商店のおばちゃんに、また来てるよ、みたいな視線で見られつつ、記念撮影を済ませ、我々は先を目指します。

JR予土線に沿って高知方面に向かうのですが、つまりそれは四万十川に注ぎ込む清流に沿って走るということ。時々視界にきらきらした水面が映り、すがすがしい気分です。

そして、そのさわやかさに唐突に棹を刺す、「出目」駅の看板。で、でめ? いやいや、これは「いずめ」と読みます。
ギャンブル好きな方にしてみれば、縁起を担ぐのによいかもしれないですね。私は、黒い金魚を思い出しますが……。

はてさて、そろそろ日が暮れてきます。どうしても明るいうちにたどり着きたかった場所も、まもなくです。江川崎という町の中心部を過ぎ、T字路を左折すると、いよいよ見えてきました。

「半家駅」

珍妙な駅名のひとつの到達点でしょう。そうです、ここが「はげ」です。

とはいえ、平家の落人伝説に由来する、由緒正しい駅名であり、頭髪とはまったく関係がありません。せっかくなので(?)、そんなおじさんはいないことか、と周囲を見渡しましたが、ざわざわと揺れる木々の音、さえずる鳥の声以外は何も聞こえないくらい静まり返っており、豊かな自然に改めて感心しました。

変わった駅名というのは、偶然が生み出した日本語の妙です。別の意味のつもりで命名したものが、たまたまユニークな意味合いを持ってしまったということですね。せっかくなので、味わいましょう。しみじみ。

しかし、四国はワンダーランドです。翌日は、さらに「ごめん」「おおぼけ」「こぼけ」とこれまた味わい深い駅を堪能し、帰路についたのでした。その話は、また別の機会に。(谷和原のぞみ/お気楽ステーション

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