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大阪の博物館は、注意書きも「みるだけでっせ」

大阪の博物館は、注意書きも「みるだけでっせ」
「本気」を感じるこの絵がポイントか。実演用展示ヴァージョンも。
中学生のときのこと。東京から関西に引っ越して転校初日、宿題の多さに驚いたクラスメートの女の子が「そんな、ぎょうさん!?」と大声をあげたのには驚いた。「ぎょうさん」なんて漫才師だけが使う言葉だと思っていたので、それを日常生活で耳にするなんて、関西人以外にはけっこうカルチャーショックなのだ。

あれから十数年。すっかり流ちょうな大阪弁も操れるようになったが、久しぶりにまた「大阪弁ってすごいなあ」としみじみ思うことがあった。

「なにわの海の時空館」は、大阪南港エリアに2000年にできたミュージアム。海と、海にまつわる大阪の歴史がテーマということで、海に浮かぶ未来的なガラスドームのなかに江戸時代の木造船(実物大)が納まっていたりする、そのアンバランスさがまた大阪チックなのだが、注目したいのは展示物についた注意書きだ。

「みるだけでっせ。さわったり、とったりしたら、あきまへんで!!」
「さわってもええけど、持ち上げたりせんとってや!!」

そんな表示が、ちょんまげのお兄さんの絵とともについている。いたずら心も腰から砕けそうなこんな注意書き、まさに大阪弁ならでは! 「さわらないでください」なんてすまして書いてあるより、ずっと効果がありそうだ。

ところで、このミュージアムで「ちょんまげ」は絵だけではない。例えば館の目玉、木造船・浪華丸では、ちょんまげにフンドシ姿のスタッフが船内を案内してくれる。「わてらがこの船で江戸に行くときは……」と解説してくれる青年に、「ああ、船乗りさん(のつもり)なんですね?」と聞いたところ、「ちゃいます。船頭です」。一瞬真顔で返されたので、「どっちゃでもええがな」と、心のなかでツッこんでみました。
(矢部智子)
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