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今なお現役! 日本初のテレビカー

京都でのこと。なんとはなしに入ってきた電車に乗ったら、ふいに「国会中継」が聞こえてきた。音のする方向を見ると、そこにあったのはテレビ! それも山手線で見るような薄い小型のものではなく、かなり幅も奥行きもある、年季の入ったテレビである。

実はこれ、大阪と京都間を結ぶ京阪電車を利用している人にはおなじみのテレビカー。特急電車のなかでテレビを見てもらおうというサービスなのだ。

京阪電鉄のホームページによると、京阪電車がテレビカーを導入したのは1954年のこと。日本でテレビ放送が開始されたのが1953年だから、当時としてはかなり革新的なことだったのだろう。1956年のアンケート調査では、7割の乗客が「一家に一台」ならぬ「一列車に一台」を希望していたというのだから、当時の人気の高さがうかがえる。

それから時の経つこと50年。その間には、モノクロテレビがカラーになったり、沿線に次々と高い建物が建ったことで安定した受信がさらに難しくなったり、BSアンテナを搭載してみたり……時が止まっているように見えるテレビカーも、そのウラでは試行錯誤を繰り返し「現役」を貫いているのである。

とはいえ、私が見たときは地下を走っていたためか画面がブレブレで、そのテレビから延々と国会中継が流れる図は、どうしても田舎のおばあちゃんの家か、さびれたラーメン屋にいるような気が……。しかし、言ってみればたかが50年。現在の電化製品の変化が急激なだけで、テレビカーの「進化」ぐらいが実はほどよい速度なのかも、という気もしてしまいました。(矢部智子)

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2005年2月8日のコネタ記事

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