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飛行機より速い自動車!?

日本で初めて自動車が走ったのは1900年(明治33年)。その4年後の1904年(明治37年)には岡山県で国産第一号の自動車が作られている。

重いエンジンにタイヤが耐え切れずに長い距離は走れなかったそうだが、日本に自動車が紹介された直後に国産自動車を作ってしまったというのはすごい。「外国にできて日本にできないものはない!」というこ明治時代のパワーを感じさせる。

明治のはじめて物語にはなかなか面白いエピソードが多いのでちょこっと調べてみたところ、ブリジストン広報部が出版した『乗り物はじまり物語』を発見。それによると自動車レースもかなり早い時期から行なわれていたらしい。

自動車熱は世界的な現象だったらしく、技術を競う意味もあり今よりもスケールの大きなレースが開かれている。その一つが1908年に行なわれたニューヨーク−パリの2万1000キロを走ったレース。ニューヨークを出発し、サンフランシスコ→シアトル→ウラジオストック→イクルーツク→モスクワ→ベルリン→パリと大陸を横断し、海を越え大陸を延々と走るというもの。

途中泥道に悩まされ鉄道の枕木の上を走ったり、時には貨車で運ばれた車もあったり、海峡は船で運ぶとか、現代のレースのイメージとはかなりかけ離れている。そんな時代、1911年(明治44年)、日本でもスケールの大きな自動車レースが行なわれていた。それはなんと自動車と飛行機のスピードを競うというもの(!)。

1910年代というのは飛行機よりも自動車の方がスピードが速かった珍しい時代なのである。ま、ライト兄弟が飛行機を飛ばしてからまだ間もない時期なので当然といえば当然なのだが。

自動車は当時イギリス留学から帰ったばかりの大倉財閥2代目総帥、大倉喜七郎が運転する100万馬力のフィアット。飛行機はアメリカの飛行家マースの複葉機。ただし飛行機は飛ぶのではなく滑走状態でのスピードを競うというもの。結果は飛行機が4回連続勝ちで5回目にしてようやく自動車が勝った。このレースは車マニアの大倉氏が当時の日本にはフィアットに対抗する実力のある車がなく、ならば飛行機でということで考え出したのだとか。

異種競技の試合というのはすでに明治の時代に始まっていたのでした。(こや)
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2005年4月5日のコネタ記事

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