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暑い夏、もっと暑い場所ではたらく友人

今年の夏も、暑かった!
ただでさえ暑くてたまらんのに、もっと暑い場所で日々仕事をしている大変な人が、世の中いろいろいる。そんなことを思ううち、高校の同級生、ハセガワくんのことを思いだした。
彼はいま、東京芸大の鋳金研究室で、非常勤講師をしている。鋳物といえば、ドロドロに溶けた金属を、型に流し込んで製作するもの。どう考えても暑そうだ。彼はこの猛暑、どんな暑さで過ごしているのだろうか。

電話してみると、
「改装して空調がよくなったから、今は意外と涼しいよ」
とのこと。ありゃ。でも、流し込む作業である「鋳込み」のときにはやっぱり暑いというので、東京芸大に行ってみた、温度計と缶ビール(さしいれ)持参で。

この日作業していたのは、国立博物館からの依頼による、国宝「興福寺蔵 旧山田寺仏頭」というもののモデル製作だという。これは現状では欠けている部分があったりするのだが、それを「本来こうだったのではないか」という視点から“あるべき形”を探るというもの。普段はくだらない話しかしないけど、なんだか立派そうな仕事をしていたんだな、ハセガワくん。

レンガと土がしかれた広めの場所が作業場。中に入るともう作業が始まっていた。
この日、外の気温は約33度、湿度70パーセント、蒸し暑い。作業場も32度台を指していて、外気とあまり変わらない。
順にかまに火が入っていく。部屋が広いので全体的に暑いわけではないが、そばに近寄るとさすがに暑い。猛烈な勢いで吹き上がる炎にあたためれた空気が顔に吹き付ける。吸い込む息も熱い。この顔が焼けるような感じ、正月の「どんど焼き」やキャンプファイアーに近づいたときに近いな。

みなさん、慣れた手つきで作業が進んでいく。ためしに火のそばに温度計を置いたところ、温度計の数値はグングン上がり、最高「65.2度」まで計測された。まあ、ずっと火の目前でつきっきりというわけでもないみたいだが、それでも結構大変だろう。金属などがはねることもあるので、基本的に作業中は長袖着用とのことだし。
最終的に部屋の4カ所で火がたかれ、室温は35度をこえていた。やっぱり「普通に」暑い。
冬場はあったかそうでいいな、と思ったが、
「意外とそうでもないんよ。外から風が吹き込んでくるし」
とのこと。

この火でついでに魚や卵とか焼いたりできそうだな、とか思ってたら、作業場のすみにダッチオーブンが。窯の余熱やくず木を利用して打ち上げ用のつまみをつくること、やっぱりあるみたい。楽しそうだ。

この日のクライマックス、ドロドロに溶けたブロンズを一気に仏頭の型に流し込んだところで、この日は作業終了。おつかれさまでした!
作業場から屋内に入ると、そこはエアコンでひんやり。そして、よく冷えたビール! イエ〜ッ、お疲れさん!
勝手に打ち上げに混ぜてもらったが、いつもより、ビールもうまい気がしました。見学しかしてないけどね。
(太田サトル)

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