長期連載マンガを検証する
(上)両さんの顔だけでなく背表紙も濃い『こち亀』(下)『ゴルゴ13』だけで本箱が埋まりそうな勢いです。
長寿マンガの王といえば、さいとうたかお『ゴルゴ13』(1968〜)と秋本治『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(1976〜)の両巨塔が頭に思いうかぶ人が多いと思う。どちらも私が子供の頃からず〜っと連載しているマンガで、考えたら小学生がイイ大人になるまで、同じスタイルの作品を描きつづけるなんて驚異的なことですよね〜。

新刊が出るごとに、刻一刻とデータは変わっていくのだろうが、2005年10月現在の記録はどうなっているのだろうか? また、長期連載マンガというと、他にどんなものがあるのだろうか? 興味をもった私はさっそくリサーチを開始してみました!
なお、以上のデータはマンガ喫茶を3軒ほどまわって私が独自にリサーチしたものなので、ひょっとしたら抜けがあるかもしれません。これを忘れちゃいけないよ! という作品がありましたらトラバなどでぜひご一報を〜。

すると、現時点では『こち亀』が146巻で1位(もうすぐ147巻もでるようです)、『ゴルゴ13』は138巻で2位という結果に。両さん、おめでとう!! と思わず叫んでしまいました。また、他に意外な伏兵として、あの小池一夫先生原作の『弐十手物語』が110巻(これは今年で完結したようですが)と意外に健闘していた。ほか、『美味しんぼ』が92巻、『あぶさん』が84巻、『浮浪雲』が80巻。中でも『あぶさん』は50才を超えた今もバリバリの現役ということで、ゴルゴとこち亀にじわじわ迫るダークホースといえそうです。長年のファンによると「そろそろ引退させてあげたほうがいいのでは……いやでもまだまだ……」といった葛藤を感じているという。

ちなみに、『ジョジョの奇妙な冒険』とか『コータローまかりとおる!』など、続編でタイトルが変わってしまっているものもあるので、そういう作品も含めると80巻代の長期連載マンガは群雄割拠といった趣きに。70巻代の作品としては『ミナミの帝王』(78巻)や『静かなるドン』(74巻)、『はじめの一歩』(73巻)などがありました。

ところで、これが少女マンガ界になるとどうなるのだろうか? 調べてみたところ、現時点では魔夜峰央『パタリロ!』と室山まゆみ『あさりちゃん』がともに78巻で、少女マンガ界の長期連載女王のようだ。しかし、1位で78巻って、意外と少ない気も……。やはり、少女マンガのほうが、流行のファッションや世相をとりいれたものが多い分、長期連載化しにくいのだろうか?
ほか、これは私が初めて知った作品だったのだが『ケイリン野郎』という夫婦ものが56巻で、最近になって第2部も開始された模様。1位の2作品がわりと子供の頃から馴染みのある作品だったので、競輪という予想外のキーワードには意表をつかれました。
ほか、『妖精国の騎士』(51巻)、『王家の紋章』(50巻)、『ガラスの仮面』(42巻)など