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ATMなのに、超アナログ!?

ATMなのに、超アナログ!?
(上)ニュージーランドのATM(中、下)「封筒/お預け入れ」。ATMに封筒が出入りする姿は、なんだか、滑稽。
旅行ではわからない、その国に生活して初めて見えてくるものがある。ここ、ニュージーランドにおいては、銀行の「ATM」がそのひとつ。日本とニュージーランドでは、ATMを利用して、「預け入れ」する際の仕組みがまるで違うのである。

日本のATMの場合、顧客は紙幣と小銭をATMに投入するだけ。ATMが金額を勘定し、顧客はディスプレイ上に表示された金額を確かめれば終了。一方、ニュージーランドのATMの場合、まず、金額を自分で入力して申告するところから始まる。申告した金額はレシートに表示されてATMから出てくるので、捨てずに持っておく。次に、紙幣(コインは不可)だが、そのままATMに投入することはできない。代わりに、ATMから封筒が出てくるので、現金とさきほどのレシートを入れて、ATMに戻す。つまり、預け入れに関して言うと、日本のATMのようなオートマティックさは、まったくない。

この後、ATMの裏では一体何が起こっているのか? 驚くなかれ、銀行員たちが封筒を集めてせっせと開封し、ひとつひとつ処理するという、これまた超アナログ作業が行われているのだ。なぜ、紙幣をそのままATMに投入できないのか。ナショナルバンク広報担当のカーラ・アボットさんに訊ねてみた。

「ATMでは偽造紙幣を完璧に識別することは不可能なので、人間の目で紙幣を確認する必要があります。また、ニュージーランドの紙幣はポリマー製で、破れにくい反面、折れ曲がったりすると型がとれにくい。屈曲した紙幣がATMに投入されれば、機械が故障する原因になりかねません。そのため、封筒に紙幣を入れて投入する方法をとっているのです」。  
 
このATMでの預け入れについて、ニュージーランド在住の日本人に話したところ、ほかの銀行では、そもそもATMを使って入金することができないという。早速、他行のATMを確認してみると、ディスプレイ上に「お預け入れ」の表示がない。「預ける」「引き出す」が当たり前の日本のATMに慣れていると、引き出すだけのニュージーランドのATMがとても不便に思えてしまう。

現在ニュージーランドでは、偽造紙幣を防ぐために素材の開発が進められている。この国にも、直接紙幣を投入できるATMが登場するかもしれないが、さて、いつになりますことやら。
(畑中美紀)
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2005年12月3日のコネタ記事

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