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黄色い「氷壁」を見てきたよ

井上靖の山岳小説『氷壁』が、NHK土曜ドラマとしてリメイクされ、2月25日最終回を迎えた。舞台はエベレストより登頂が難しいと言われる世界第二の高峰K2。ドラマの方は小説とは少し違う結末となったが、山岳監修にK2をベースキャンプからたった48時間で登った山野井泰史さんを迎え、エンディングの音楽、映像も美しく見応え十分だった。

「氷壁」とても素人が行ける世界ではない……かと思いきや、意外とお手軽な所にあると言う。福島県北塩原村にある裏磐梯スキー場の近く、会津磐梯山の旧噴火口のそばに”Yellow Fall”と呼ばれる珍しい氷壁があるという。正確には「氷の滝」だけど、まあだいたい同じ。早速行ってみた。

スキー場のリフトを2本乗り継ぐ。「スノーシュー」と呼ばれる、西洋式のかんじきをブーツに付け、いざ出発。雪原の中、木に付けられた目印を頼りに進む。右手に火山の蒸気を見ながら銅沼(あかぬま)という名の凍った沼の上を渡り、出発から1時間ほどで到着。おお、あったあった。

付近から仰ぎ見る会津磐梯山や眼下の桧原湖がきれい。滝は高さ10mほどでさほど大きくはなく、雪が積もって少し白っぽくなっているけれど、確かに黄色をしている。特に寒い地方の方はご存知かと思うが、普通、凍った滝というのは青色か水色。なぜここは黄色なのだろう。滝の上にトイレがある……なんて冗談も聞こえてきたが、火山である会津磐梯山の硫黄分や鉄分が水に溶けて黄色く見える、というのが本当の理由。

快晴の天候に恵まれたせいもあると思うけれど、筆者が見た感じこの日1日だけで100人以上が滝を訪れた模様。スノーハイキング愛好家が増えているのかな。磐梯山噴火記念館の佐藤さんによると、以前は知る人ぞ知るという滝だったそうだが、4、5年前からスノーシューを使ったハイキングをする人が増えているそうだ。スキー場や自然ガイドによるツアーを利用する人も多い。凍った沼の上を渡って行くため、沼が融けてしまうと滝にたどり着けない。3月中旬頃までがチャンス。

ドラマのラストシーンで玉木宏が演じた奥寺恭平のように、この滝を登るクライマーはいないのだろうか。以前はいたらしいが、地元クライマーの話によると、現在は観光資源となっているためクライミングは禁止されているそうだ。正直言うと筆者もちょっと、登ってみたかったです。
(R&S)

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