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福島版vs東京版 新聞記事を比べてみた

18歳の時、生まれ育った長野の田舎町を離れ、都会へ出て驚いたことのひとつ、それは新聞に「夕刊」があったこと。長野でも「信濃毎日新聞」のような地方紙には夕刊があったのだが、読売新聞などの中央紙は「統合版」という、朝刊と夕刊の記事をまとめた内容の新聞が毎朝配達されていた。テレビ欄や地方面は別として、中央紙なら日本全国同じ新聞だと信じていた筆者、若かったせいか、結構驚いたのである。

同じ新聞社の同じ本社から発行される、同じ日付の新聞でも、実は記事には違いがある。さっきの「統合版」の件もあるけれど、配達に時間のかかる地方には、早い時間に新聞を出荷しなくちゃならない。都市部なら深夜でも大丈夫。朝刊1面欄外の「○○版」という数字を探してみよう。数字が大きいほど新しい。東京本社発行の中央紙の場合、12、13、14のいずれかのようで、友人に聞いたところ栃木、新潟は12版、福島は13版、東京は14版だった。新聞記者の方に以前聞いた話によると、それぞれの版で記事の締め切り時刻も違うという。時刻は企業秘密だそうだが、最終版だけは新聞社間の「降版協定」で地域ごとに時刻が決まっている。協定がない地域では、少しでも新しい記事を載せようと新聞社間で競争が起こり、記者も編集者も深夜遅くまで家に帰れず、大変なのだそうだ。

さて、地方と都市部、新聞記事にいったいどれほど差があるのか。6月30日の某新聞、福島版と東京版とを比べてみた。まずは1面。記事の内容はほとんど同じだが、配置が微妙に違う。日銀福井総裁関連の記事をよく読むと、文章も少し違っている。「また」なんて接続詞があったりなかったり。福島版を書いた後、書き直ししたのかな? 続いて2面。福島版にはある靖国神社関連の記事が東京版にはない。記事中の小泉首相の発言時間から推定して、東京では前日の夕刊に間に合った記事のようだ。

続いてスポーツ欄。福島版で「楽天 6月勝ち越し」だった見出しが、東京版で「楽天 親孝行の月」に変わっているのが楽しい。確かに、東京版の見出しのほうがグッとくる。最後に社会面。福島版に載っていた無理心中の記事が、東京版では紙面の都合か割愛されていた。

というわけで、都市部と地方、新聞記事は少し違っている。田舎のご両親と会話をする学生さん、行き違いのないよう気をつけましょう。最近はネットの記事しか読まない人もいて、勿論こちらは日本全国同じわけで、そんな誤解も少なくなったのかもしれませんね。
(R&S)

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