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かまぼこ専用のドレッシングがある

先日、小田原の鈴廣直営店を訪れた際、試食コーナーで、キレイなオレンジ色のソースをまとったかまぼこに出合った。
「なんだ、これ?」
食べてみると、爽やかな酸味とほのかな甘みが、これまでの「かまぼこ」感を覆すオードブル感覚である。

なんとこれ、「かまぼこがもっと美味しくなるドレッシング」、かまぼこ専用ドレッシングをかけたかまぼこなのだ。
このドレッシングは、セゾンファクトリーと共同開発された、無添加のもの。試食した味は、「穫れたてキャロット」だったが、他に、梅、バジル、ゴマからし、わさびディップもある。
確かに、美味いが、「かまぼこ専用」とは、なんとも贅沢な商品ではないか。メーカーの鈴廣に、開発のきっかけを聞いてみた。

「かまぼこ=板わさというイメージが強いですよね。 もちろん板わさは美味しいけど、『それしか食べ方がないのか』という思いがあり、いろんなシチュエーションで、いろんな食べ方をしてもらえるよう、研究してみたんです。そんなとき、『ドレッシングで食べたら?』という案があり、試すと、『コレ、イケるよ!』と」

実は過去にも、日清オイリオとのコラボレーションで、オリーブオイルでかまぼこを食べるキャンペーンをやったことがあるそうだが、新たに「専用ドレッシング」を自社で開発したのは、2003年という。

味の選び方については、
「かまぼこそのものに、何の味が合うかをメインに考えて選んだ」というが、他に、ビジュアルも重要な要素だったとか。
「5種揃うと、カラフルでキレイですよね? これは、『楽しい食卓を彩る』というイメージで、カラーリングも楽しめるラインナップなんです」
確かに、梅=ピンク、バジル=緑、ニンジン=オレンジ、ゴマからし=黄色、わさびディップ=緑と、色とりどりで、見ているだけでも楽しくなる。

「市販のかまぼこは1本つくるのに、たいていは魚1匹分ぐらいしか使用しないのに対し、鈴廣のかまぼこは、1本つくるのに魚5〜6匹分使ってるんですよ。本来は、しょうゆもわさびもドレッシングもなく、そのまま食べるのがベスト。でも、食べ方の一つのバリエーションとして、若い方などにも、提案していけたらと思ってます」

板わさが「和」なら、ドレッシングで食べるかまぼこは、「洋」のイメージ。ワインにも合う新しいかまぼこの食べ方、ホームパーティーなどにも良さそうです。
(田幸和歌子)

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