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中毒続出? ジャック・ブラックの熱すぎる笑い

中毒続出? ジャック・ブラックの熱すぎる笑い
このおでぶさんが、たまらなく可愛く見えてくるから、不思議です。
ジャック・ブラック。
名前だけではピンとこない人もまだ多いかもしれない。映画『スクール・オブ・ロック』で、エリートの子どもたちにロック魂を教え込んだ、でぶっちょで下品で型破りでヘンで、でも、とってもチャーミングなおっさんと言えば、おわかりになるだろうか。

いま、そんな彼が、メキシコのレスリングを描いた映画『ナチョ・リブレ 覆面の神様』で、またしても抱腹絶倒のこってりギトギトなのにピュアな演技を見せてくれている。

教会の修道院で育ち、そのまま食事係となったイグナシオ(ジャック・ブラック)が、貧しい子どもたちの食生活をよくするために、覆面で身分を隠して「ルチャ・リブレ」(メキシコのレスリング)のレスラー「ナチョ」として活躍するという物語。
かつて日本でも、あの『タイガーマスク』の元ネタになったという実話が下敷きになっているわけなのだが、内容は、すごくベタ。

豪華なCGのハリウッド大作や、小ネタ満載の近年の緻密な邦画の数々にくらべ、ずいぶんつくりは荒っぽいのだが、その単純明快さがまた、彼の骨太な笑いを際立たせているように見える。

ところどころ前作『スクール〜』を髣髴とさせるシーンがあるのは、製作・脚本が『スクール〜』脚本と同じ、彼の古くからの友人であり、彼の“素”のクレイジーさをよく知るマイク・ホワイトのせいか。
監督は別人で、メキシコ映画にもかかわらず、ジャック・ブラック本人の「また別の日常」を見ているような気分になってくるのだ。
ちなみにジャックは、かつては『愛しのローズマリー』にも主演。童話チックなラブコメにもかかわらず、やはり浮きまくって、熱く濃すぎる演技を披露していた。

それにしても、彼のスゴイところは、セリフなど必要ないということ。
ウィットに富んだジョークをとばすでもなく、『Mr .ビーン』のように、きっちりつくりこまれた笑いでもない。また、志村けんのように何かのキャラクターを演じるのでもなく、顔ヂカラ、ぶよぶよの肉体ヂカラで、これでもかこれでもかと胸焼けするほど迫ってくるのだ。

立っているだけでおかしい。いや、マスクをかぶっても、その下にのぞく真剣すぎるピュアな熱い目と眉だけで、笑わすことのできる人。
いつでも大仰で、もったいつけた彼にかかっては、トイレも食事も、日常のささいな習慣すらきっとドラマティックにちがいない。

実際に『スクール〜』DVD特典では、出演者の子どもがきちんとしゃべって「仕事」してる向かいで、チーズボールを放り投げて食べてみせたり、勝手きままな行動が見られる。おそらく24時間、365日、彼はこういう人なのではないか。いいなあ。

『スクール〜』『ナチョ〜』ともに、超真剣に歌い上げるシーンでは、どういうわけか、作品中で最も大きな笑いがおこっていた。
真剣にやればやるほどおかしいというスゴさ。いつでも全力投球で、すがすがしく暑苦しいジャックの笑いは、いまどきの日本の「ゆるい」「ぐだぐだ」「あるある系」ばかりの笑いを一蹴してしまう破壊力がある。1度触れたら、あなたももう中毒!?
(田幸和歌子)
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2006年12月1日のコネタ記事

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