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子どもは選択肢の「後者」を選ぶ!?

「○○と××、どっちがいい?」
といった質問について、まだ小さな子どもは、たいてい「××!」と、後者を言う気がする。

たとえば、姉の子が1〜2歳だったとき。姉が彼女に「○○とおば(私のことだ)、どっちが好き?」と尋ねると、「おば!」と即答だった。
「じゃ、△△とおばは?」「おば!」「□□とおばは?」「おば!」というやりとりに気をよくした私が、「じゃ、おばとゴリラは?」と聞いたところ、姪っ子は力いっぱいこう答えたのだ。
「ゴリラ!!」
それまで、「ワシ、大人気♪」と思ってたのに、まさかゴリラに負けるとは……。もちろん、姪はゴリラ愛好家でもなんでもない。

でも、自分に子どもができ、数日間の旅行をしたときなど、「何がいちばん楽しかった?」と聞いてみると、
「さっき食べたおにぎり!」
など、帰宅してからのことを言われたりして、ひどくガッカリすることがある。

また、子どもの友人たちも含め、いろんな子に「好きなもの」「楽しかったこと」など聞いてみると、どうも「後者」、つまり、記憶に新しいものを選ぶ子が多いような気がするのだ。

実際に、そんなことはあるのだろうか?

ある保育士に聞いてみると、
「確かに、2〜3歳ぐらいまでは、後で聞いたもののほうを言うことはあるかも。それは『言葉』として聞いた場合で、絵や写真で見せた場合には、別ですけどね」
ちなみに、4〜5歳ぐらいになると、「自分の好み」というのがちゃんと芽生えてくるから、それはあまりないのでは? とのこと。
「○○と△△と□□と××と……といったように、選択肢が3〜4個になる場合は、最後に言ったものを選ぶ子は多いかも」
これは、小学校の先生をやっている友人が言ったことだ。
思えば、大人だって、「今日のごはん、何がいい? ○○? △△? それとも……」とたくさん聞かれると、覚え切れなかったり、めんどうくさかったりで、最後のものを選ぶ人はいるかもしれない。

ただし、当然、個人差はある。
ある保育支援センターの先生によると、
「どっちがいい? っていうのは、好きなもの・嫌いなものがはっきりとあれば、順番に関係なく好きな方を選ぶと思うよ。どちらか迷うものであれば、もしかしたら記憶に新しい後者を選ぶかも」とのこと。その子の記憶、考えるちからによっても違うということだ。
「楽しかったことも、やっぱり記憶に一番新しいってことがあるのと、その子がそれまでにどれだけ経験をしてきているかによっても違うかな。たくさんの経験があれば、それだけ引き出しがたくさんあるけれど、経験がないとその引き出ししか開けられないからね」
つまり、年齢というよりも「経験」によって差がでるのでは? とのことだった。

じゃ、子どもが後者を言う場合は、少なくとも、選択肢の中で「これが一番!」という強いモノがなく、どれも似たり寄ったりってこともあるのか?

順番にかかわらず、キッパリと選べる選択肢を持たせてあげるのって、案外難しいのかも……。
(田幸和歌子)

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