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ボウリングのボール、なぜギリギリで曲がるのか?

ボウリングのボール、なぜギリギリで曲がるのか?
これはフローリングですが、ボウリングのレーンは、管理のレベルが違います。
ボウリング、1ピンだけ残っての第2投。慎重に投げたものの、ボールはピンからちょっとだけ外れ、このままだと当たらなさそうな雰囲気。
そんなとき、投げた人は奇妙な行動に出る。
「曲がれっ!」と念力を送ってみたり、手で扇いで届くはずのない風を起こしてみたり、逆にわざとレーンに背を向けてみたり……。
そんなの通用するわけないと誰もが思ったそのとき、奇跡が起こる。ピンの数メートル手前から、ゆっくり曲がり始めるボール。そしてボールはピンを倒し、みごとにスペア。
偶然なのか、能力が覚醒したのか、その前にとりあえずハイタッチで盛り上がる。

不思議な曲がり方をするボール。そういえば、普通に曲げられる人でも、曲がるのは数メートル手前だ。
これは一体どういうことなのか。調べるとその仕組みが見えてきた。
理由は、祈りが通じたわけでも、日頃の行いがいいわけでも、“マジック革命”セロでもなかった。いや、ある意味セロかもしれない。
曲がるような仕掛けがあったのだ。

「レーンには板を保護するために油が塗ってあるんですが、途中までしか塗ってないんですね。これによって、回転がかかっていても油の上を滑っていたボールが、ピンから数メートルの“油を塗っていないゾーン”に入ると曲がるんです」(社団法人日本ボウリング場協会)
ちなみに油を塗る工夫は、アメリカで生まれたものではないかとのこと。レーンを保護することでメンテナンス費が節約でき、日本でも広まっていったようだ。

でもどうして、途中までしか油を塗っていないんだろうか。
「途中からはレーンを傷める要素がないことや、ゲーム性を高めるためです」

こうしてボールは曲がり、祈りが通じたかのようになる。プロボウラーが投げるような、クイッと曲がるボールも実現する。
ボウリングを知る人にとっては常識だろうけど、油ゾーンの向こうにある数メートルの油なしゾーン。これが、ボウリングを大きく盛り上げる要素のひとつなのだ。

では、どんな油を塗っているんだろうか。
「現在はほとんどのボウリング場でレーン専用の油を塗っているはずです。でも油について規定はないので、サラダ油でもバターでも問題はないですよ。経済的ではないので、誰もやらないと思いますが……」

レーンに油を塗るという工夫。
これこそ“ボウリング革命”なのかもしれない。
(イチカワ)
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2007年8月6日のコネタ記事

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