
みなさんはウルトラセブン作品中に登場した地球防衛軍、ウルトラ警備隊の「ポインター」を憶えているだろうか?
数々の侵略宇宙人、怪獣に立ち向かうためウルトラ警備隊が配備した陸走行用の戦闘マシンである。
当時ウルトラセブンを見ていた子供たちの誰もがいつかは乗ってみたい! と思った憧れのスーパーマシン。
実はこのポインターは40年たった今でも根強い人気で、数々の玩具やプラモデル等が発売され続けている。また、ポインターのファンのための集いや会報誌なども発行されている伝説のカリスマスーパーカーなのだ。
そんな熱烈なファンをもつポインターがウルトラセブン誕生40周年を記念して、今、流行のスポーツ自転車、コンフォートバイクとして商品化され40年ぶりに復活しちゃうのだ。
ポインターは、もともとはクライスラーのインペリアルの中古車をスタップが購入して劇用に改造したもの。
当時はよほどの車好きでなければポインターのベース車がなんだったのか分からず、大人になってからクライスラーのインペリアルだったということを知ったファンも多いのだとか。
今回発売されるコンフォートバイク「TDF-PO-I ポインター」は、実写のポインターのイメージをそのままに商品化。自転車のベース車をクライスラーにするという徹底したこだわりぶりがファンを泣かせます。
自転車でありながら、ウルトラ警備隊の気分をばっちり味わえちゃうのだ。
ウルトラ警備隊のネームが入るのはもちろん、さらにライセンスもクリアして、クライスラーのネームが入るというダブルネームを実現!
発売元のバンダイネットワークス株式会社にお話を聞いてみた。
「ウルトラセブン40周年にふさわしい企画として、“実際に乗れる”ポインターを復活しようと1年前から企画開発をしてきました」と商品開発の担当者。
「当時リアルタイムでセブンを見ていた方々は40代〜50代。そして健康志向やエコの高まりで今、まさに自転車がブーム。自転車でさっそうと通勤する方々も増えています。そこで、大人になったセブンファンには自転車がぴったりじゃないかと、スポーツ自転車での商品化に決まりました。今まで数々の玩具やプラモデルなどのグッズはありましたが、“実際乗って走れる”ポインターの商品化は40年経って初めてのことです」
やや、これは40代、50代の今一番の関心事、メタボ対策にバッチリ。実益と趣味の世界が一体になっているとは、これまたファンを泣かせます。
「実車のポインターを流用しつつも、自転車として大人が乗ってさりげなくカッコ良いデザインにすることにも力を注ぎました。ワイン同様、今回もモロボシ・ダン隊員こと森次晃嗣さんにもアドバイスと監修をお願いしました。何度も何度もデザインを練り直してようやく皆さんの元へお届けできることになりました」
実は森次さん、相当な自転車好きで、自分がモロボシ・ダンとして運転(操縦?)していたポインターがよみがえるという企画が持ち上がった段階から、「乗る! 乗る!」と大興奮。ポインターオーナー第1号に決定しているのだとか。
ウルトラセブン40周年記念のコンフォートバイク「TDF-PO-I ポインター」は限定150台生産。予約受付開始は2007年12月4日。
2008年2月下旬より順次出荷開始予定とのこと。
気分はまさにウルトラ警備隊! 地球を守り、家族を守る!?
40年の時を経て憧れのポインターで通勤! なんてウルトラかっこいいではありませんか。あなたもポインターのオーナーになってみてはいかが?
(こや)
・コンフォートバイク「TDF-PO-I ポインター」紹介ページ*「LaLaBit Market」サイト内
・「LaLaBit Market」HP*バンダイネットワークス ララビットマーケット