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「月桂冠」と「ハイカラ」の関係

月桂冠と言えば日本人ならば即座に「酒」をイメージしてしまうけれど、もともとは古代ギリシャの風習で、戦場や競技場での勝利者に与えられる月桂樹の葉で編んだ冠のこと。
酒造会社の「月桂冠」もこのギリシャ神話を意識して名前をつけたとされている。
月桂冠(株)のウェブサイトを見ると、月桂冠(株)の創業は1637(寛永14)年で1905(明治38)年に勝利と栄光のシンボル「月桂冠」を酒銘に採用。1987(昭和62)年に創業350年、会社設立60年を機に、社名を「月桂冠株式会社」にしたとある。
そんな月桂冠の会社の歴史を見ていて面白い一文を見つけた。

「当社は、1905(明治38)年、勝利と栄光のシンボル「月桂冠」を商標登録し酒銘として使いはじめました。当時、自然や地名などをもとにした銘柄が多く用いられていた中で、ハイカラな酒銘として注目を浴びました」

明治の時代に月桂冠という言葉が新しかったというのは新発見。
そして、このハイカラという言葉、よくよく調べてみると、「月桂冠」が発売された同じ明治30年代に生まれた言葉なのである。
現代で言うところの新語や俗語、流行語のようなもので、大正期から昭和前期までは特に盛んに使われていた。意味は「目新しく、しゃれていること。西洋風なこと。また、そのさま。そのような人」。
ウィキペディアによると、「ハイカる」という動詞も派生して「ハイカった人」などのように使われたこともあったとのこと。
語源は明治期の男子洋装の流行であった「ハイカラー(高襟)」のシャツからきている。

明治30年代に商品名としての「月桂冠」と「ハイカラ」という言葉が絶妙な時にそれぞれ誕生しているというのが面白い。

ちなみにハイカラから派生した言葉には「バンカラ」がある。
バンカラは漢字表記では「蛮カラ」。蛮は野蛮から。「服装や言動などが粗野なこと。また、わざとそのようにふるまう人やさま」の意味で、ハイカラのアンチテーゼとして作られたもの。
旧制高等学校生徒が好んで弊衣破帽(へいいはぼう)、破れた衣服と破れた帽子という格好をしたとされるけれど、これは衣料品の質や経済的理由などの着まわしなどの理由で好むと好まざるによらずそうなっていたというのが真相のようです。
(こや)

月桂冠(株)HP

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