
あまり抜いたりカットしたり、手入れをマメにするほうではないのだが、それでも、明らかに今のかたちと違っている。
こうした眉毛のかたちの変化って、けっこうあるものではないだろうか。
よく下着屋さんなどが、「おなかや背中のお肉にも『アナタは、本当は胸なのよ』と毎日言い聞かせて、胸のところに寄せてきて、下着を着けるんです。そうしていくうち、本当に胸になってくるんですよ」なんて話をすることがあるが、眉毛においても同様のことがあるのだろうか。
たとえば、メイクで好みのかたちに描き続けていくうちに、眉毛そのものが、自然とその方向に生えてくるというようなことが……。
アイブロウトリートメントサロン「リューヴィ」の広報担当者に聞いてみると……。
「基本的にペンシルやパウダーでかく行為自体で、眉毛の濃さが変わったり、向きやかたちが変わるということはないと思います。眉毛の流れは、毛の生え方によって決まっていますので」
とキッパリ。
逆に、マメにしていたお手入れをちょっとお休みしたら、生えてきたということでは? と、悲しい指摘をされた。
また、可能性として考えられるのは、「眉毛の生え変わりによる変化」だとか。
「眉毛は、2〜3カ月に1回生え変わっています。眉毛も普通の毛と同じなので、いっぺんに生えるわけではなく、そのときによって太くなったり、細くなったりすることはありますね。また、眉毛の場合、1本の毛が太いので、1本抜けただけでもバランスが変わったり、かたちが変わって見えるのかもしれません」
ちなみに、年齢とともに、眉毛が薄くなってきたなんて話もよく聞くけど……。
「眉毛もやはり毛髪ですから、年齢とともに薄くなったり、白髪になることはありますよ。他に、お手入れのしすぎで、毛穴がつぶれて生えなくなったり、逆に、強く眉毛を描きすぎて毛穴がつぶれ、薄くなったりすることもあります」
では、「つけてたたく」じゃないけど、眉毛を描く「刺激」を与えることによって、その場所に眉毛が生えてくるということは?
「ちょっと聞いたことないですね(笑)」
残念ながら、自分のクセづけによって、眉毛の生え方、かたちが変わってきたということではないらしい。
結局は、眉毛のかたちの変化は、自分の手入れによるものということか。でも、薄&下がり眉から変わってきてはいるのだから、まあ結果オーライとしますか。
(田幸和歌子)