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女性誌の着回し恋愛模様が、さらに進化した?

「着回しが、大変なことになってるんですよ! とうとう人物相関図までついちゃったんです!」
「自称・着回し恋愛模様ウォッチャー」のある美容師さんが、興奮気味にそんな情報をくれた。

以前、コネタ記事でもご紹介した、女性誌の「着回し」企画に、なぜかついてまわる恋愛ストーリー。
1カ月の間に、レモンを拾ってくれた相手と恋に落ちちゃったり、恋破れたり、なんとも思ってなかった後輩が急にアプローチしてきたりと、それはもう大いそがしなのだが、
「今までいろんなお客さんや女友達に『面白い』と伝えてきたんですが、たいてい『ふーん』で終わってて……でも! 人物相関図までついたってことは、この恋愛模様に注目してる人が、やっぱりかなり多いってことが実証されましたよ!」
まるで自分の手柄のようにうれしそうである。

件の雑誌は『MORE 3月号』(集英社)。私もチェックしてみたら、本当に少女漫画の人物相関図のように「片思い」とかご丁寧に「→」つきで紹介されていた。
いよいよ本格的に恋愛ストーリーを前面に押し出していくことになったのか! と、ちょっとうれしくなり、続いて『MORE 4月号』をチェックしたら……残念ながら、人物相関図はなかった。あれ? 年度末だけのスペシャルサービスだったとか?
 
ところで、そもそもなぜこういった着回しに「恋愛模様」をからめるのか。複数の版元で、いくつかの女性ファッション誌・男性ファッション誌の編集者をしてきた女性に聞いてみたところ、こんな回答があった。
「男性は、雑誌を読むのにあんまり必死じゃなくて、『流行に追いつかなきゃ』みたいな危機感はないみたいなんですよ。『好きなものを探せたらいいな』『見聞を広めたい』程度の気持ちというか。それに比べて、女性は、情報に貪欲だから、着回し1つとっても、『誰と会うとき、どんな場面で、どんな組み合わせで着るのか』を知ることがすごく大切。だから、できるだけTPOをリアルに展開してもらわないと、役立つ情報にならないんでしょうね」
その「リアル感」が、サブの恋愛ストーリーにつながってくるということ……?
「それもあるでしょうね。たとえば、『初めて彼ママに会った』とかも定番の展開ですし」

さらに、特徴的なのは、タイトルやキャッチの口調だという。
「男性誌のタイトルやキャッチは、丁寧な『です・ます』調が多いのに比べて、女性誌は、強い懇願・言い切り口調が多いですよね? 女子は、『どうすればいいの、教えて!』って感じ。常に危機感をあおるように、極端に言うと、『脅し系』ですね。これは、女子のほうが、男子より容姿を磨くメリットが大きいから、ファッション誌に関して言えば、なんらかの具体的な効果を切実に期待してるってことでしょうか。男性誌は友達目線、女性誌は憧れ目線で選ぶとか?」

レモン拾ってもらって恋に落ちるかい! とツッコミながら楽しく読んでるけど、そこには新しい恋が始まる秘密がギッシリ……なんでしょうか。
(田幸和歌子)

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