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「屋久島では月に35日雨が降る」は本当か

ゴールデンウィークの3日間を、世界自然遺産を持つ屋久島で、山歩きしながら過ごした。
「月に35日雨が降る」と言われるこの島。当然のように雨覚悟で行ったのに、一滴も降られずに3日間を終えた。友人たちにこの話をすると皆一様に驚くのだけれど、そんなに珍しいことなのだろうか。

屋久島測候所に電話をすると、職員さんが「個人的見解ですが」と言いながら話してくれた。
「季節によりますね。梅雨に3日間続けて降らないことはないですが、ゴールデンウィークはそれほど悪くないです。10月もいいのですが、台風が来ることがあるので、タイミングです。『3日間降らないことが珍しいのか』と聞かれれば、『珍しくはない』ということになります」
どうも、雨のイメージが先行し過ぎているようだ。

気象庁のウェブサイトから調べてみると、2007年5月〜2008年4月までの1年間に、屋久島測候所で雨が降ったのは246日。月平均20.5日となる。梅雨明け後の盛夏や秋の行楽シーズンには、10日間以上続けて降らなかった記録もあって、データからも「イメージ先行」が裏づけられるようだ。

とは言うものの、気象庁観測地点の中では全国最大の雨量を誇る(?)屋久島。雨が多い理由はなんだろうか。
「海に囲まれていること、暖流の影響、地形が急峻なことが挙げられます。屋久島は中央部に高い山が連なっていて、(測候所のある)沿岸部で雨が降っていなくても、山の方で降っていることがよくあります」(前出の職員さん)

隣接する種子島(宇宙センターでおなじみ)と比べてみると、屋久島は確かに険しい。
「屋久島は見どころが山の方に多く、雨が降ると危険になって行けなくなってしまい、(観光客の方々が)かわいそうなことがあります。ひどい時には道路が壊れることもあります」
島では1日の降水量が100mmを超えることもザラ。きっとすごい雨が降るのだろう。「月に35日」の言葉には、この豪雨のイメージが含まれているに違いない。

山を歩きながらも3日間雨にあわなかった筆者。もしかしたら「本当の屋久島の姿」を見ていないんじゃないか、とちょっと残念な気もしたのだけれど、職員さんの話を聞いていると、やっぱり晴れてよかったなと思うのです。
(R&S)

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2008年6月5日のコネタ記事

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