“5秒ジャスト”を極める玩具『5秒スタジアム』
(上)パッケージには「意味ね〜!!」の文字が!<br>(中)『5秒スタジアム』(998円・税込)は、ブラックホワイト、ブラックレッド、ホワイトグレー、ホワイトブルーの全4色のラインナップ。マッドな質感・デザインでオトナを意識したつくりとなっている。<br>(下)30種類もあるという「5秒マン」のセリフにも注目
「5秒ピッタリに止める」、しかも「5.00秒で」――この単純明快なゴールを追い求めた玩具が登場する。それは、株式会社バンダイより7月26日に発売されるキーチェーン型玩具『5秒スタジアム』。


『5秒スタジアム』は、気泡緩衝材「プチプチ(R)」をつぶす快感を再現した『∞(むげん)プチプチ』、枝豆をつまみ出す感触を楽しめる『∞(むげん)エダマメ』の「∞にできるシリーズ」に続く、人間の“本能”に訴える新シリーズの商品。

「ついもう1回やりたくなってしまう“やみつき感”と、5秒ジャストを実現できたときの“快感”、さらには“達成感”を味わっていただければ」と語るのは、(株)バンダイ・プレイトイ事業部の亀田真司さん。

この『5秒スタジアム』、遊び方はいたって簡単。本体上部にあるスイッチを押すと準備状態となり、もう1度押すとカウントがスタート、「5.00秒ジャストのその時」にスイッチを押すと結果が画面に現れる。
ここで面白いのは、ただ結果が表示されるのみならず、音声で“格付け”をしてくれるところだ。5.00秒のプラスマイナスの誤差・ズレの度合いに応じて、「5秒マン」なるキャラクターが、「イケテル〜」「帰れ!」など30種類ものセリフで叱咤激励してくれるのだ。5秒マンに罵声を浴びせられたり、褒めてもらえることによって、やる気がふつふつとわいてきたり、また、セリフの内容が自分の現在のレベルを知るバロメーターにもなっている。

実際、チャレンジさせてもらった。結果、「3.98秒」……3秒台はヒドイ。5秒マンからはズレすぎて「逆にスゴイ」とお褒めのコトバ!? を言われ、最大の屈辱を味わった。そこで、「4.61秒」「5.37秒」……と続けてしまったのだが、「くそーっ」と屈辱を味わっている時点ですでにハマりかけていたということだろう。
5秒ピッタリで止めたときは、「5秒マン」も高めのテンションで、しかもファンファーレが流れ、“祝福”を受けるらしい。
これは自分でなしとげて聞いてみたい。

それにしても、3秒でも10秒でもなく「5秒」の設定がニクい。10秒だと長く感じてしまい、また、テンポよく何度もできないこと、そして、逆に短い時間だと、頭の中で秒数をカウントせずに“感覚”でやってしまい上達に結びつかない、というのがその理由だそうだが、5秒は絶妙というか、いい意味でイヤラシイあんばいだ。

この『5秒スタジアム』、練習すればするほど上達していき、自分の技術の進歩が実感できるようになるそうだ。
ただ、「5秒で止める、人間のメカニズム」といったテーマで同商品を分析した対談において、人間の行動計測等など幅広い研究に携わっている名誉教授・猪岡光氏(東北大学)と、認知情報学教授の岩崎祥一氏(同大学)のお二人がお話しした内容によると、人間には「ゆらぎ」と呼ばれる波長の誤差が存在し、判断に伴う単純な反応でいうと、前後0.20秒が限界値なのだという。
なので、5.00秒で“確実に”止められる人がいたらそれは人間の限界を超えている!? とのことらしい。でも、この商品が発売されて、ひょっとして「この限界を超える人現る」なんてことがあるかもしれない!?

上記の5秒ピッタリで止める「5秒スタジアムモード」の他に、画面に秒数が表示される「練習モード」や、10秒を超えずにギリギリで止める「10秒チキンレース」、さらには「チャレンジモード」といった機能も搭載されている。「チャレンジモード」は、「ポイ捨て怪人」「割り込み怪人」などの“迷惑怪人”たちを、「5.00秒の0.20秒以内の誤差で止めろ」といった指令に従い連続して倒していくモード。

最後に亀田さんよりオススメの遊び方を。

「5.00秒ジャストを出すと、なんだか偉業をなしとげた気持ちになって、周りの人たちに見せて自慢したり、褒めてもらいたくなったりします。なので、そんな機会を実現するのにピッタリな、大人数の場でワイワイとやっていただくと楽しいですよ」

『5秒スタジアム』は7月26日より全国の百貨店の玩具売場や玩具専門店等で発売される。5秒の体内時計を極めてみませんか?
(dskiwt)

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