そんな愛する枝豆の魅力がたっぷりつまった本が6月19日に発売された。それは、『いつだって枝豆! CD付』(青春出版社)。
著者は「枝豆王子」!? こと児島啓介さん。児島さんは自らのライブ活動を中心に、楽曲提供も行っているミュージシャン。その音楽活動のかたわら、もう1つの顔=「枝豆王子」として、枝豆フェスタ、地域復興の催し、農業体験ツアーといった日本津々浦々の枝豆イベントに参加し、その魅力を発信している。
さらに、学童保育「こどもみらい塾」の専属講師でもあり、幼稚園などでは、「紙芝居」や枝豆ソングで、枝豆を通した「食育」にも携わっており、多方面に渡って精力的な活動を行っている。「枝豆王子」とは、そういった活動の中、子どもたちから“授けられた”愛称なのだという。
「今までの枝豆活動を通して培ってきたものを全部おさめた集大成の1冊です」と語る児島さん。
本書は、枝豆の種類・品種から、栄養素、枝豆レシピ、栽培法など、枝豆は身近な存在だったけど、実はよく知らなかったかも、とその奥深さを伝えてくれる内容となっている。
レシピの中には、「決定版」と称して、生枝豆の塩ゆでが「3・3・マメ拍子の法則」で紹介されている。「3・3・マメ拍子の法則」とは、3リットルのたっぷりのお湯で、3回塩を使い、3分ゆでるといった、美味しく栄養分もにがさない最適な塩ゆで枝豆を実現するための法則。
「枝豆のゆでかた」は世の中では様々な方法が紹介されていてとっても迷う。でも、児島さんはあらゆる塩ゆで方法を試し、また、枝豆農家の人や研究者にもアドバイスをもらったりして、試行錯誤を繰り返した末にこの法則にたどりついたという。
「もちろん、かたさの好みや、枝豆の品種・育った土壌などによってゆで時間は変わってきますが、これがみなさんにとっての“しおゆでスタンダード”に認定されればウレシイです」と児島さん。
本書には、枝豆農家など、枝豆に関わっている人たちのインタビューも掲載されている。また、この本には児島さんが手がけた枝豆ソング5曲を収録したCDが付いている。100人での大合唱を収録した「しおかげん ゆでかげん パーフェクト」、農家さんへの“手紙”をモチーフとした「よくかんで食べましょう」などなど。一度聴いたらすぐに口ずさみたくなる曲たちばかりだ。
「色々な農家さんをまわって思ったのが、生産者の人たちは、枝豆を食べて『おいしかった!』といったボクら消費者の声を直接耳にする機会が少ないということでした。そこで、農家さんに子どもたちをはじめとした消費者の『いただきます!』『ありがとう!』をみんなの大合唱で届けたい」
という願いがこのCD付きの本出版のきっかけとなっているという。この本や曲が生産者と消費者のメッセージをつなぐ「架け橋」となっているのだ。
それにしても、児島さんはそもそもなぜ枝豆にハマっていったのだろう。
それは5年前のとある日、空腹状態が極限に達していたとき、「グツグツ煮えている大きななべ」の妄想とともに、「しおかげん ゆでかげん パーフェクト」の曲が浮かんだのだという。この枝豆ソング誕生をきっかけに、そういえば枝豆って子供のころから大好きだったなぁという思いとあいまって、全国の枝豆農家を訪ねる旅に出て、現在の活動にまでつながっているという。
小さいころ児島家では、お皿に残った1個の枝豆をねらって父親、弟と争奪戦になるほど。それを見かねた母親が次の日には豆を増量してくれたりと、児島家は“枝豆一家”だったという。
「枝豆をお父さんの『ビールのおつまみ』だけじゃなく、子どもたちの『おやつ』に、お母さんには栄養素の高い食材としての価値を伝えていって、家族団らんの食卓の一風景になってほしい」「未成熟の大豆を食すことを考案した日本の文化や、国産枝豆の素晴らしさを外国の人に伝えていきたい」……と夢は尽きない児島さん。
『いつだって枝豆!』とCD曲を通じて児島さんの想いが届いてくれたらいいな。
(dskiwt)
・「ハロ−!エブリマメ 枝豆王子が行く」
・「KOJIMAN.COM」
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