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『ザ★ウルトラマン』を応援してみる

1979年。74年の『ウルトラマンレオ』で一旦シリーズの幕をおろしていたウルトラマンシリーズの新作が制作されることになった。
ウルトラマン、復活! アニメで!!……ここでズコーッ、となった人も多かったと思う。当時小学生だった自分もそうだったし。

その作品が、『ザ★ウルトラマン』。番組自体はそれなりの人気があったようなのだが、放映終了後はなぜか再放送も滅多にされず、ソフトやグッズ展開にもあまりめぐまれない、気の毒な扱いが続いてきた。

そんな『ザ★ウルトラマン』が、30年近くの時を経て、DVDボックスになって帰ってきた!
そんなわけで、DVDの発売元、バンダイビジュアルの長谷部大樹さんに、作品の魅力と見どころについて話をうかがってみた。

『ザ★ウル』のすごいところ、その1。「声優がすごい」
「主人公のヒカリ超一郎役が、『ヤマト』の古代進の富山敬さんで、ウルトラマンジョーニアスが伊武雅刀さん=デスラーという組み合わせなんですよね」
当時は、『宇宙戦艦ヤマト』に端を発するSFアニメブームまっただ中。この起用が、その影響を物語っている。「アニメでウルトラマンを」という決断も、ブームによるところが大きいのだろう。ほかにも、ウルトラマンが初めて登場したときに、「第3種接近として」と口走ったり、女性ウルトラ戦士・アミアの人間体が、まつ毛が長くてロングヘアで、松本零士の女性キャラ的だったりと、当時の空気感みたいなものも端々に感じられる。

ほかにもメカニック専門のトベ博明隊員役に、『ウルトラマン』のイデ隊員・二瓶正也を起用したり、ピグモンそっくりのマスコットロボット、ピグを登場させたり、レッドキングやバルタン星人など人気怪獣もアニメになって登場。さらには主題歌のシルエット使用など、オールドファンへのサービスも忘れない。

すごいところ、その2。「アニメだからできる表現がすごい」
「実写の特撮ではなかなかできない空中戦や、重力にとらわれない動きができるところがありますね。それに、着ぐるみと違って、怪獣を何匹も出せる。第1話でも、怪獣が次々と登場して驚かせてくれますし、大きさにもとらわれないので、巨大な怪獣や竜巻怪獣など、アニメならではのチャレンジブルな世界が楽しめますね」
制作は、サンライズ。というわけで、スタッフ陣に、『ガンダム』の富野由悠季、『バイファム』の神田武幸、『ボトムズ』の吉川惣司と、実は今見ると豪華な名前が並ぶ。さらにメカデザインは、大河原邦男と河森正治が担当し、後の80年代ロボットアニメを支えた面々が勢揃いだ。

その3。「ストーリーがすごい」
「『ザ★ウルトラマン』は、アニメでありながら、実は『とてもウルトラマンらしいウルトラマン』なんです」
と長谷部さんも言うが、当初は最初の『ウルトラマン』を踏襲するような作りで、アニメによる原点回帰の雰囲気があった。
そして、これもSFアニメブームの影響か、中盤になると、一転してジョーニアスの出身星・U40を舞台の中心にした、壮大なストーリーに突入する。終盤はラスボス的存在のヘラー率いるヘラー軍団とウルトラ戦士の戦い、そこに地球から科学警備隊が参戦し、ヤマトばりの艦隊戦を繰り広げるという、ウルトラでありながらウルトラの枠をこえた存在になった。

「ウルトラ兄弟が80まで順に登場した、『メビウス』にも出なかったわけですし、ようやくファンにも喜んでもらえると思います」
アニメならではのウルトラマン、その魅力、再確認なのです。
(太田サトル)

バンダイビジュアル(株)HP
エキサイト商品検索『ザ★ウルトラマン DVDメモリアルボックス』

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